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山口県は無人駅率が全国ワースト4位

 16日の朝日新聞は、無人駅の数が2020年3月時点で全体の5割近くになっていることが国交省の集計で分かったと次のように報じました。
 「国交省が鉄道会社の各年度末の駅数と無人駅数を集計した。データを取り始めた20年3月には全国で9514駅あり、うち無人駅は43.3%にあたる4120駅だった。それが20年3月時点では、駅数は9465駅とほぼ変わらないが、無人駅は4564駅と全体の48・2%を占めた。無人駅の増加に伴い、転落事故など安全面での課題も少なくない。各社は無人駅にインターホンを設置して別の駅から遠隔操作したりするが、障害者からは『鉄道を使うための介助に事前連絡が必要な駅があるのは差別ではないか』との声もあがる。大分県では9月、車いす利用者が駅の無人化によって移動の自由を制限されたのは違法だとして、JR九州に損害賠償を求める訴訟が起きた。都市部では、業務を効率化させるため、日中だけ駅員がいる『時間帯無人駅』も広がっている。介助の必要な障害者からは『駅員の勤務時間(午前7時半~午後7時)以外では介助の対応ができないと言われている』などと不満が出ている。こうした動きもあり、今春のバリアフリー法改正でも、無人駅で事業者が障害者のために取り組むべきガイドラインをつくるよう、国に求める付帯決議がついた。国交省は無人駅のデータを整理。来春までに鉄道会社向けのガイドラインをつくる方針だ。」
 この記事の中に無人駅の割合の高い都道府県が示されいます。以下の通りです。
 ①高知県 159(93.5%)
 ②徳島県  62(81.6%)
 ③長崎県 109(79.6%)
 ④山口県 118(77.6%)
 ⑤岐阜県 144(76.6%)
 私が住む宇部市内にはJRの駅が15カ所あります。その内無人駅は、13カ所です。有人駅は、宇部駅と宇部新川駅です。宇部市の無人駅の割合は86.7%になります。
 私は、10年程前まで「宇部市の障害者の福祉を進める会」として、JR駅が障害者の方々にとって使いやすいものになっているのか毎年調査する活動に参加していました。
 電車とホームの段差の解消など一定の改善もされました。
 また、バリアフリー法により、宇部駅にエレベーターが設置されました。
 JR宇部線に関しては、無人化となった後に、シルバー人材センターに委託して、日中だけ有人駅とされた時期もありましたが、今は、二駅以外は完全に無人駅となっていると思います。
 山口県は、全国で4番目に無人駅の割合の高い県であることが分かりました。
 国のガイドライン作成により、鉄道会社による無人駅解消の取り組みが進むことを願うと同時に、山口県として、鉄道会社への働きかけや無人駅解消へ独自に対策を講じるなどの対応を取ることが求められていると思います。
 JRの利活用に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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