議員日誌

県議会環境福祉委員会報告(健康福祉部)

 昨日、県議会環境福祉委員会で健康福祉部の審議が行われました。

環境福祉委員会(2020年6月 健康福祉部)

 県議会環境福祉委員会で質疑に参加する私

 私が行った審議の内容について報告します。
 まず、PCR検査についてです。6月18日、村岡知事ら14県の知事をはじめ、財界、労働組合、大学関係者ら114人が「積極的感染防止戦略による経済社会活動の正常化に向けた緊急提言」を西村大臣に提出しました。
 5月11日、村岡知事ら18道県の知事が同趣旨の緊急要望を国に提出しましたが、6月18日の緊急要望は、「第二波に備え、1日当たりのPCRなどの検査件数を9月末までに10万件、11月末までに20万件できる態勢の整備が不可欠」と具体的な数値を示していることが特徴的です。
 広島県では、全国で10万件の検査件数を人口比で広島県にあてはめ、1日2400件のPCR検査件数の目標を設定しています。また、広島県では、感染症指定医療機関や協力病院の医師・看護師たちに向け、月1回の定期検査を行うことを明らかにしています。
 私は、「全国でPCR検査件数10万件を要望した知事の県として、PCR検査件数の目標を設定し、医療従事者への確実なPCR検査の実施を実行に移すときだ」と質しました。
 石丸健康増進課長は「PCR検査拡大の体制をとったところであり、今後の発生状況を踏まえて対応していきたい」と答えました。
 6月19日、厚生労働省は、都道府県に、「今後を見据えた保健所の即応体制の整備について」という文書を発出しました。
 厚労省は、最大需要を想定し、保健所の相談体制、検査体制、入院調整などの人的体制を想定した計画を7月上旬までに報告することを求めています。
 私は、「保健所の即応体制の整備に向けた計画の策定状況」について質しました。
 山崎厚政課長は、「厚労省の通知に従い、県として保健所のピーク時の相談体制などを想定した計画を策定中である」と答えました。
 豪雨災害が熊本県で発生し、特別養護老人ホーム「千寿園」が浸水し、14人の死亡が確認されました。
 山口県では、2009年に防府市での土石流被害で、特別養護老人ホームライフケア高砂で14名が死亡する事故が発生しました。
 また、2013年の山口・島根豪雨災害では、萩市の特別養護老人ホーム阿北園に濁流が流れこむ被害が発生しました。
 国土交通省が発表した2019年3月31日現在の要配慮者利用施設における避難確保計画の県内の策定率は、52%にとどまっています。
 私は、「人的被害のあった『千寿園』は、避難確保計画を策定したが、被害が起こった。県内で、要配慮者利用施設における避難確保計画の策定を100%にするよう、防災担当部局と福祉部局が連携を取るべきだ。福祉・医療施設防災マニュアルの策定状況はどうなっているのか」と質しました。
 山崎厚政課長は、「福祉・医療施設防災マニュアルはほとんどの施設が策定している状況だ。このマニュアルは避難確保計画をほぼ網羅していることから、施設が市町に届けを提出するよう、今後、監査などを通じて指導していきたい」と答えました。

 今日は、県議会環境福祉委員会で環境生活部の質疑を行いました。

 私が質疑した内容は、明日のブログで報告する予定です。

 引き続き、県政全般に対する皆さんの要望をお聞かせ下さい。
 

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