議員日誌

小説「女帝 小池百合子」

石井妙子著「女帝 小池百合子」を読んでいます。
 妻が、ネットで、作者の石井さんのインタビュー報道を視聴していたものを横で観ていたことと、毎日新聞に、この本のことが大きく取り上げられていたので、読みたいと思いました。
 市内の書店を複数周ってみましたが、どの書店にもありません。注文し、ようやく数日前から一般質問の原稿を書きながら、この本を読み進めています。
 そして、6月26日に、作者の石井妙子さんが、しんぶん赤旗日刊紙に登場されました。
 しんぶん赤旗で石井さんは、小池氏とカイロ時代に同居していた早川さん(仮名)へのインタビューを行ったことを次のように述べています。
 「私のもとに、氏とカイロで2年間同居していた早川玲子さん(仮名)から『(小池氏は)カイロ大学では1976年の進級試験に合格できず、従って卒業はしていません』と記された手紙が届いたのは2018年2月でした。私は早川さんが住むカイロに行き、面会を重ね、当時の手帳、日記、手紙など全てを譲りうけました。小池氏より10歳ほど年上の早川さんは『生きているうちに、百合子さんが嘘によって現在の地位を得たことを公にしなければ、自分も罪を抱えたまま死ぬことになる』と言い、『きちんと当時、注意しなかったことを後悔している』と自分を責めていました。そして『今からでも遅くない。人生をやり直してほしい。本当の人生にしてほしい』と。小池氏は『卒業証書も卒業証明書もある。カイロ大学も卒業を認めている』と繰り返しますが、証書の矛盾や疑問点も本書で触れています。エジプトには日本から、氏が国会議員だった2016年度までに無償資金協力1568億円を含む多額のODA(政府開発援助)が投入され、カイロ大学にも一部が渡っています。こうした事実と併せて、読者に判断を託したいと思います。」
 私は、本著を読む限り、小池氏がカイロ大学を卒業したとはいいがたいと思わざるを得ないと感じます。
 作家の石井さんは、赤旗のインタビューでこう締めくくっています。
 「なぜ小池氏はここまで上りつめたのか。ミニスカート姿で自身を『政治改革のチアリーダー』と称したりする新奇さに飛びついて、氏が語るままを検証もせずに報道してきたメディアの罪は大きい。女性議員をお飾りや広告塔のように利用する政治のあり方も問題です。本質を見ないで上辺のファッションやパフォーマンスにつられて投票する有権者にも責任があるのではないでしょうか。小池氏の半生からは社会の歪みも見えてきます。権力を握れば人は寄ってくるし思い通りになる。人を信用できない荒野のような孤独の中で、ひとり生き抜いてきた女性の姿も浮かんできて哀しみも覚えます。」
 一昨日のしんぶん赤旗日刊紙には、日本共産党の小池書記局長が、宇都宮けんじ候補の応援演説で、小池百合子知事について次のように訴えたと報じています。
 「小池書記局長は、小池百合子都知事が東京五輪延長決定までPCR検査数を抑えたこと、また『東京アラート』解除翌日に知事立候補を表明したことを挙げて『コロナ対策よりも自分の選挙を優先したと言われても仕方がない』『パフォーマンスだけの政治を終わりにしよう。誠実な都民のことを考える人を都知事に』と強調しました。」
 私は、東京都知事選挙で投票することは出来ませんが、東京都の有権者の皆さんは是非、石井妙子著「女帝 小池百合子」を読んでから投票行動を決めていただきたいと思います。
 東京都知事選挙の投票日は、7月5日です。パフォーマンスだけの都政と日本の政治の流れを変える結果にしましょう。
 石井妙子著「女帝 小池百合子」を読んだ皆さん感想をお聞かせ下さい。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。