議員日誌

イージス計画 給水断る

 26日の朝日新聞は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の陸上自衛隊むつみ演習場への配備計画について次のように報じました。

 「陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』の陸上自衛隊むつみ演習場(山口県萩市)への配備計画で、配備後の演習場での生活排水などの給水について、防衛省が萩市に求めたところ、市は給水容量に余裕がないと断っていた。防衛省は設備を修繕すれば給水は可能と市に確認したと説明するが、市は現時点では給水できないとの立場を示している。防衛省の計画では、むつみ演習場に約250人の自衛官を配置する。市は現時点で受け入れの可否は示していない。むつみ演習場が『適地』か調べた防衛省の調査報告書は、両者の協議概要を記載。朝日新聞が市に開示請求した資料では、市が防衛省の求めを断っていた。開示請求によると、防衛省と市は2018年11~12月、演習場への給水について協議した。市は、地下水で賄うむつみ地区の一日計画給水量は約633トンと説明。そのうえで、1日平均給水量は600トン、余裕は約33トンしかないとして『現在の能力では分岐(供給)できない』と回答した。防衛省は配備後の施設に必要な給水量は市に示したが取材に明らかにしていない。市も明かしていない。一方、防衛省は報告書で、山口県がまとめた県内の水道事業に関する資料を踏まえ、市が使っている水量は約633トンのうち一日平均350トン程度と指摘。『候補地の給水量も賄える』と結論付けた。この報告書などをもとに、防衛省は19年5月、演習場を『適地』とする調査結果を県と萩市などに伝達した。市上下水道局の小原浩二局長は取材に『350トンという数字は漏水を十分加味していないデータ』と指摘。給水途中に水道管から漏れる分を含めた推計は600トンとして『余裕は十分ではない』と説明する。防衛省は取材に『漏水修繕などを行えば、供給は不可能ではないことを萩市から口頭で確認している』。小原氏は『担当者が口頭で(防衛省の言うような)回答をしたかもしれないし、修繕などを行えば絶対にできないとは言わないが、現時点の回答は『分岐できない』としている。」

 本ブログは、この問題について5月16日付で書いています。

 この問題は、「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」が、森田防衛省中国四国防衛局長に行った5月度の申し入れで詳しく指摘されています。

 住民の会の申し入れ書に「『閲覧資料ファイル1.演習場(30)基本構想策定業務(むつみ演習場)』では、イージス・アショア施設への給水計画に係る防衛省のヒアリングに対する萩市水道局の対応は、『施設の老朽化と水量の面からイージス・アショア施設への給水は難しい』というものであった。この報告について、防衛省の説明と、報告の全文公開を求める」とあります。

 16日のブログで指摘した通り、国はイージス・アショアの配備候補地として、『電力、水道等の安定的な供給の確保が見込まれる場所に配備する必要がある」として「配備候補地の詳細な検討を行った結果」陸上自衛隊むつみ演習場を選定したとしています。

 朝日新聞の報道で、防衛省は、萩市上下水道局が「供給は不可能ではないと口頭で説明した」としていますが、小原萩市上下水道局長はは、現時点での回答は、防衛省に『分岐できない』と述べています。

 防衛省の適地調査は給水計画については不十分な内容であったことは明らかではないでしょうか。

 給水計画が立っていない問題は、むつみ演習場が適地かどうかの根底をゆるがすものだと思います。

 この問題に対する皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。

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