議員日誌

小松小野で藤本囲む集い

 私が故郷・吉部・小松小野で27日・日曜日に私を囲む集いを開催し、25名の方々の参加がありました。

小松小野集い

 小松小野(4区ふれあい会館)で話す私

 私がお話した主旨は以下の通りです。

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 藤本を囲む集いに大勢のご参加をいただき、まことにありがとうございます。このような集いを今年に入り、今日まで宇部市内で16か所開いてきました。吉部では、4月末に荒滝で行い、今回が2回目です。前回の選挙では、皆さんの期待に応えることができませんでした。今度は、再選し、質問で皆さんに恩返しができるよう頑張りたいと思います。
 さて、高校野球100回大会の準優勝は金足農業でした。金足農業は、校歌を全力で歌う姿で有名になりました。この校歌の歌詞を作った方は、国文学者の近藤忠義さん。近藤さんは戦前にこの歌詞を作りますが、終戦前には、治安維持法違反で検挙され、獄中で過ごします。戦後、近藤さんは、日本共産党員として民主的な文学研究の確立に尽力された方でした。
 また、金足農業の校是の第一は、「寝ていて人を起こすことなかれ」です。これは、秋田県で明治から大正時代に農業の指導を行った石川理紀之助という方の言葉です。理紀之助は、朝3時に起き、板を叩いて村人を起こし、率先して農業に従事した人です。言葉の意味は、率先して動くということです。私は、来年の選挙勝利に向けて、5時半には起きて毎朝の早朝宣伝を行っています。月曜日は、西岐波、火曜日は船木と上宇部、木曜日は医大前、金曜日は藤曲交差点。寝ていて人を起こすことなかかれの精神で、力を尽くしていますが、今度の選挙、一人で勝つことはできません。故郷・吉部の皆さんのお力がどうしても必要です。大きなご支援をお願いします。
 資料1を見て下さい。吉部郷土史話の抜粋です。昭和18年末に、船木鉄道の吉部~万倉間の線路を撤収して軍に供出するように国から指示が下りました。この時に、吉部では村民大会が開かれ、「船木鉄道存置期成同盟会」が結成されました。村民は、挙村一致して鉄道撤去に反対を決議し、運動資金一戸当たり3円を拠出し、二度、村長らが上京し、撤去を2か月延期させました。その後、線路は撤収されましたが、船木鉄道50年史によると、船木鉄道の線路は、海南島に荷揚げされたが、内地まで運ぶことができず、島に集積されたままであったと書かれてあります。
 国策に反対したら国賊と言われる時代に、吉部村挙げて船木鉄道の路線を守るために頑張った先輩たちの努力に、頭が下がる思いです。私の中には、この先人たちのパワーが入っているのだと思います。
 さて、国政の問題に入りたいと思います。安倍首相は、12日、下関市で長州「正論」懇話会で講演を行い、「自民党としての改憲案を次の国会に提出できるようにとりまとめを加速すべきだ」と発言しました。
 資料2を見てください。来月20日投票で行われる自民党総裁選挙の争点が9条改憲となりました。安倍さんは、憲法9条1項2項を残し、自衛隊を明記する案です。対立候補の石破さんは、「『戦力』でないから軍隊ではないと理解する人がどれだけいるのか」などと批判し、9条の2項削除の持論を主張し、「対立」を演じますが、安倍さんも石破さんも9条改憲では完全に一致しています。石破さんがたとえ自民党の総裁になっても、9条は壊されてしまう。
日本共産党は、自民・公明とその補完勢力を少数に追い込むために、市民と野党の共同を前進させ、日本共産党の躍進を必ず実現する方針です。
  自民党による9条改憲は許さないために、参議院選挙躍進の前哨戦である県議会議員選挙に必ず勝利する決意です。
次に、国政の問題として、沖縄県知事選挙をめぐる情勢についてです。翁長知事が急逝されました。沖縄県知事選挙が9月13日告示、30日投票で行われます。県政与党や経済界、労働組合、中道保守勢力などで構成する「調整会議」は、自由党幹事長の玉城デニー衆議院議員に辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」の候補者として出馬することを要請しました。新聞報道では、近く玉城デニー氏は出馬表明を行うとあります。
 沖縄のたたかいは、沖縄の今後を大きく左右するのみならず、日本の政治の在り方を左右する一大政治戦です。
 日本共産党は、辺野古新基地建設反対のオール沖縄の代表が、県知事選挙で勝利できるように、全国的に力を尽くす決意です。
 次に山口県内の情勢について、まず軍事基地問題を取り上げたいと思います。
 まず、岩国基地問題です。岩国基地は空母艦載機部隊の移駐により、東アジア最大の軍事基地となりました。騒音は激増し、お盆も岩国市では、戦闘機が飛行しました。
 資料3にあるように、岩国日米協議会の合意では、「盆の13日から16日は飛ばないようにする」とあります。米軍はこの合意を全く無視して確認されただけで100回の飛行を行ったのです。
 山口県内での傍若無人な米軍機の飛行を中止させなければなりません。
 山口県内では、岩国基地に空母艦載機部隊が移駐されたことに続いて、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」が萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に配備されようとしています。
 資料4は、防衛省の住民説明会での資料です。防衛省は、北朝鮮の脅威ばかりを煽り、陸上イージスの配備の必要性を強調しています。
 山口県と萩市が防衛省に対して「イージス・アショアの配備に関する敵地調査の実施について」照会を行い、8月17日に防衛省が回答しました。
 資料5が回答の一部です。山口県などは、配備地を市街地から離れた地点にすべきだと照会しました。これに対して防衛省は、あくまでも、「むつみ演習場を配備候補地として、地質・測量調査や電波環境調査といった配備可能性の調査等を進めてまいります」と答えています。
 防衛省は、イージス・アショアの適地調査の入札を行い、開札を当初8月2日行う予定でしたが、反対意見が相次いだ結果、9月12日に開札を延期しました。
  資料6は、23日の毎日新聞の報道です。阿武町の花田町長は「配備は町の過疎化を加速させる懸念がある。住民説明会でも不安や不信が出た。このような中、計画を進めると泥沼状態を招く」と防衛省の大野政務官に訴えました。防衛省は、9月12日に、粛々とむつみでの適地調査の実施を進める気でしょうが、そのようなことは絶対に認められません。
  資料4に戻ると、防衛省は、仮にむつみが不適との結論に至った場合、「山口県内やその周辺の国有地を検討します」と回答しています。
  山口県内へのミサイル基地のたらいまわしは絶対に許されません。
  安倍政権は、沖縄県名護市に辺野古新基地を押し付け、岩国市には、空母艦載機部隊を押しつけ、萩市にイージス・アショアを押しつけています。
  資料7を見て下さい。米海兵隊新基地建設の出発点となった1996年のSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意をめぐり、「普天間の海兵隊地上・航空部隊は朝鮮戦争の戦闘計画において決定的である」と述べました。普天間基地の代替施設として建設されている辺野古新基地は「朝鮮半島有事」のための基地なのです。日本共産党の志位和夫委員長は、朝鮮半島での平和のプロセスが成功すれば、「世界史の一大転換点になる」との見解を明らかにしました。朝鮮戦争の終結を目指す平和のプロセスが成功すれば、辺野古新基地だけではなく、岩国基地を含む在日米軍基地そのものの駐留根拠が消滅する可能性を秘めています。
  更に、朝鮮半島の非核化を目指す平和のプロセスが成功すれば、イージス・アショアの配備の根拠が消滅する可能性を秘めています。
  資料2の自民党総裁選挙に目を戻すならば、自民党の総裁選で、朝鮮半島の新しい平和のプロセスに対する議論は全く見受けられません。
  政権党の総裁選で、平和のプロセスをどうやって前進させるかの議論がなされず、改憲議論が「最大の争点」とされるのは重大です。
  自民党は、憲法9条を壊すのではなく、守り生かし、朝鮮半島で始まった和平のプロセスを加速させるために力を尽くす時です。
  資料8を見て下さい。これは、昨年の総選挙時の日本共産党の農業政策です。今、「米作って飯食えねえ!」という状況が続いています。根本には、1995年まで60キロ2万円を超えていた米価が2014年には1万1000円台まで暴落したように、米価の暴落が農業経営を困難にしています。このような中、自民党農政は、米直接支払制度を廃止し、農家の暮らしが更に厳しくなっています。
 日本共産党は、米農家に生産費を保障する制度の創設を提案しています。更に、米直接支払制度10アール1万5000円の復活を求めています。
 資料9を見て下さい。島根県は、「半農半X」を応援する制度を創設しています。山口県は、新規就農者を支援する制度を持っていますが、原則は専業です。この制度を拡充して、島根県のような兼業による就農であっても支援する制度を創設したいと思います。
 資料10を見て下さい。北海道では、2020年度開校で道立林業大学校を作ります。山口県に農業大学校はありますが、林業大学校はありません。林業振興の担い手を増やすために、林業大学校の創設を提案してまいります。農業を基幹産業として位置付けた対策を山口県に提案します。

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 引き続き、市内各所で私を囲む集いを開催させていただきたいと思います。

 ご希望の方は、私にご連絡下さい。

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