19日月曜日の朝日新聞「政治断簡」高橋順子編集委員のコラムは胸がスカッとました。
「デモで社会は変わるのか?今の投げかけられる冷笑まじりの問い。哲学者の柄谷行人氏はかつてこう答えている。『デモで社会は変わる。なぜなら、デモをすることで『人がデモをする社会に変わるからだ』そう。この7年で確かに変わった。安倍政権下、特定秘密保護法、安全保障法制への反対をくぐって、社会にデモという回路が組み込まれた。『こんな人たちの』の怒りの可視化。それが、デモだ。」
「『いつも怒っているんですね』。政治部に配属されてほどなく、国会内の食堂でテレビ局の記者にさげすみの視線を送られたことを、私は今も忘れていない。権力に怒るのは記者として当然と思っていたから、いたく心外だった。」
「現下の日本では、怒りは忌避され、抑圧される。だけど怒りは、喜や哀や楽と同時に自己を成り立たせている勘定だから、たしなめられたり嗤われたりすると傷つき、だからといって抑え込むと『私』が霧散して、いずれにしても、生きる気力がなえる。それを熟知しているのか、現政権は怒りや異論に耳を貸さず、時には嘲笑し、圧倒的な数を力にねじふせ、国会を、議論の場ではなく表決の場におとしめてきた。陰に陽に発せられるメッセージは『抵抗しても無駄ですよ』。公文書を改ざんし、国会にうそをつくという未曽有の事態はその延長にある。『国会に対する冒涜だ』と憤ってみせている与党だが、国会の権威をコツコツと掘り崩してきたのはいったい誰なのか。政治の罪は深い。なのに責任をとろうとせず、居直り居座る政治家たち。なんとまあ美しい国の見事な1億総活躍であろうか。」
「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する。ゆえに権力に対しては、怒るべき時にきっちり怒らなければならない。公文書が改ざんされる国に成り下がったのだからなおさら、自分の身体をさらし、声を張って、この時代を歴史に刻むしかない。」
日本共産党の志位和夫委員長は、市民連合と総がかり行動実行委員会主催で行われた大街頭演説で「安倍政権下で、政府は危機的な状況です。南スーダンPKOの日報を隠ぺいした防衛省、裁量労働制に関わるデータをねつ造した厚労省、森友公文書改ざんした財務省、前川氏の授業に無法な圧力をくわえた文科省―役所がみんな危機的です。安倍政権の強権政治の『毒』が、政府全体に回っている。日本の民主主義の危機に陥っています。」と訴えました。
総がかり行動うべ実行委員会は、戦争法採決強行を忘れない行動として毎月市役所前で集会を行いデモ行進を続けています。
3月19日には、雨の中でしたが、多くの市民が集い、第30回の忘れない行動を行いました。
「デモで社会は変わる」「権力に対しては、怒るべき時にきっちり怒らなければならない。」の高橋順子編集委員のコラムに励まされ、宇部市で元気いっぱい集会とデモ行進を行いました。
「安倍内閣は総辞職を!」の横断幕を掲げ行進
国会では、27日に佐川前理財局長の証人喚問が行われることが決まりました。
国民の「怒り」の声を挙げて、安倍内閣の総辞職を実現させましょう。
「森友公文書改ざん問題」を始め、安倍政権の政策について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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