議員日誌

イージス・アショア導入そのものの撤回を

 17日、「イージス・アショア」配備計画の撤回を求める住民の会主催の学習会に参加しました。

 「イージス・アショア」に関する様々な最新情報が紹介されました。

 ランダムに紹介していきます。

 3月10日の朝日新聞は、国際情勢の激変(南北会談、日朝会談)により「北朝鮮脅威」論の破綻について、次のように報じています。

 「陸上配備型ミサイルシステム『イージス・アショア』の配備計画など北朝鮮の軍事的脅威を前提にしてきた安倍政権の安全保障政策が問われかねない恐れも出ている。」

 イージス・アショアに巡航ミサイルを装填して、900メートルの射程で考えると、萩から900キロは、朝鮮半島全体に届句距離ですし、秋田から900キロはロシアのウラジオストックに至る郷里です。

 「イージス・アショア」ミサイル基地建設は、拉致問題や領土交渉にも悪影響が及んでくると思います。

 日本と近隣諸国との緊張を高める「イージス・アショア」の導入そのものを撤回させるべきだと思います。

 イージス・アショアは、様々な住民被害・生活破壊をもたらします。

 昨年12月23日のNHK WEB NEWSは次のように報じました。

 「イージス・アショアを設置する際には地元との調整が課題になるが、レーダーから出される強い電磁波が、健康面のほかテレビや携帯電話など日常生活に影響を与える強い電磁波が、健康面のほかテレビや携帯電話など日常生活に影響を与えることがないか懸念されている。防衛省によると、『サイドローブ』と呼ばれる、脇に漏れる電磁波による影響が考えられる。上空を飛行する航空機の計器への影響も考えられ、配備場所の上空では一定の範囲で飛行できない区域が設定される可能性もある。導入にあたって課題は少なくない。ミサイル防衛予算はさらに膨らんでいる。海上自衛隊の元海将は、イージス・アショアについて、防衛省には電磁波の影響や、高額な経費に見合うだけの効果が得られるかなどについて、丁寧に説明していくことが求められると指摘している。弾道ミサイルを追尾するためのレーダーについて『宇宙空間まで届く強力な電磁波を出すため、周囲に影響を与えることは否めない。どこに配備するかが大きな問題で、地元に対するしっかりとした説明と、電磁波が何かに干渉するのであれば、それを防ぐための対策も必要となる』と話している。」

 陸上自衛隊むつみ演習場付近には多くの民家があり、約2キロのところに、阿武町立福賀小学校があります。

 絵因習場の周辺には、畜産団地があり、千石台の一大大根産地があります。

 千石台では、1億円以上かけてコンピューターで大根の大小を選別する機械を導入しました。

 子どもちや住民、そして農業生産に「イージスアショア」からの電磁波の影響を心配する声は大きいものがあります。

 日本の「イージス・アショア」の候補地は面積が狭いとの指摘が、「軍事研究2018年3月号」で福好昌治さんが指摘しています。

 「防衛省が衆議院予算委員会に提出している資料によると、新屋演習場の面積は107万平方メートルで、むつみ演習場の面積は198万平方メートル。小演習場では中隊以下の演習が可能とされる。どちらの演習場も狭い。」

 「世界の艦船」2018年3月号で井上孝司さんは、(むつみ演習場)について「山間部に引っ込んだ位置にあり、これでレーダー視野を確保せきるかどうかが気になる。」と述べています。

 専門家も自衛隊新屋演習場・むつみ演習場が敵地とはいいがたいことを指摘しています。

 様々な点から考えて、学習会では、「イージス・アショア導入そのものの撤回を」求めていこうと話し合われました。

 「イージス・アショア」について皆さんはどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。

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