議員日誌

「陸上イージス 山口県知事『協力すべき』」との報道について

 昨日の中国新聞は、「山口県の村岡嗣政知事は知事選で再選後初の5日の記者会見で、政府が萩市で検討中の地上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』配備計画について、県内が適地と判断された場合は『基本的に協力すべきだ』との認識を示した。」「村岡知事は、現時点で地元説明はないとした上で、『北朝鮮情勢の不安がある中、配備が必要との議論は一定に理解できる』と指摘。『山口県が適地となれば、基本的には協力しなければならない。住民の不安には、丁寧な対応を国の方でしてもらわないといけない』と述べた。」と報じました。

 県は12月議会では、「イージス・アショア」について「県内が候補地になった場合には国の責任で地域住民の理解と協力が得られるよう丁寧に説明してもらいたい」と答えるにとどまり、県としての主体的な意見はのべませんでした。

 県知事選の中で、くまのゆずる候補は、「『地上配備型イージス』の建設に反対します。」とこの問題で明確な姿勢を示しました。

 陸上イージスの是非について、村岡知事は、選挙戦で態度を明らかにせず、争点隠しと言える態度に終始しました。

 村岡知事は、選挙が終わるやいなや、「基本的には協力しなければならない。」とこの問題での態度を明らかにしたことに、私は、政治家として誠実さに欠ける態度だと指摘したいと思います。

 選挙戦の中で態度を明らかにせず、選挙後、態度を明らかにする行為は、県民を愚弄する行為だと私は指摘したいと思います。

 今日の朝日新聞は、陸上イージスについて「藤道健二市長は、12月の市議会で「萩市が候補地になった場合には国の責任で説明があるものと考える』との立場を示した。だが、市総務課によると閣議決定以後、今月6日までに国側から市への配備の打診はなく、説明の場を設ける意向も示されていないという。」と報じました。

 村岡知事は、常々、「地元の意向は尊重する」と言ってきました。

 地元の住民にも市長にも何らの説明がされていない段階で、更に、『地元の意向」を県が一言も聞いた形跡がない段階で、「基本的には協力しなければならない」との県の姿勢を示す村岡知事は、地方自治や住民自治や民主主義を大切に行政を行おうとされているのかと疑いたくなる発言です。

 更に、県議会の答弁よりも踏み込んだ発言をした村岡知事の行為は議会軽視とも言えます。

 村岡知事は、陸上イージスについて「基本的には協力しなければならない」とする発言を撤回し、今は、国に地元説明の開催を求め、地元の住民らの声に真摯に耳を傾ける時だと思います。

 陸上イージスのついて村岡知事が「基本的には協力しなければならない」と発言しました。皆さんはこの発言をどのように感じておられますか。ご意見をお聞かせ下さい。

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