議員日誌

ナチス酷似旗使用無期限入場禁止に

 28日付朝日新聞は、「サッカーのJ1・ガ大阪のサポーターがスタジアムでナチス・ドイツのマークと酷似した応援旗を掲げた問題で、ガ大阪は27日、旗を使用したサポーターグループから解散届を受理し、グループに所属したサポーター全員に無期限の入場禁止処分を科したと発表した。」と報じました。

 25日付しんぶん赤旗日刊紙「潮流」は、ナチス時代のサッカーについて以下のように報じました。

 「1943年3月、アウシュビッツの強制収容所に送られた元サッカー選手がいました。ユリウス・ヒルシュ。ドイツ代表に上りつめたその人は、ユダヤ人でした。当時、命を奪われたのはユダヤ人だけではありません。ナチス政権下で『すべてのトップ選手が戦場に駆り出されました。」「独裁者として虐殺の限りを尽くし、世界を戦争の惨禍に巻き込んだヒトラー。この歴史的事実をどう認識するのか。「過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる」。西ドイツ・ワイツゼッカー大統領(当時)の記念演説の一節がよみがえります。ドイツサッカー連盟は戦後60年余を経て、ナチスに協力していた負の歴史を初めて認めました。そしてヒルッシュの名誉を回復し、その名を冠した賞を創設。人間の尊厳、寛容の精神を育み、差別や排外主義に反対するクラブや選手らを表彰しています。」

 朝日新聞は、「ソウル郊外の水原であったサッカーのアジア・チャンピオンリーグ(ACL)の試合中に川崎のサポーターが旭日旗を掲げた騒ぎで、アジアサッカー連盟(AFC)は27日、差別の禁止などを定めた倫理規定に違反する疑いがあると発表した。」と報じました。

 しんぶん赤旗日刊紙「潮流」はこう結んでいます。

「『若い人はお互いに敵対するのではなく、手を取り合って生きていくことを学んでほしい」。同大統領(西ドイツ・ワイツゼッカー大統領)は演説をこう結んでいます。スタジアムでみたいのは、まさにこんな光景です。」

 私は、高校時代サッカー部に所属していました。高校1年生になった三男は、中学そして、高校で、サッカー部に所属しています。

 三男と一緒にサンフレッチェの応援にスタジアムを訪れたこともあります。

 今回の出来事を受けて、サッカーを愛する一人として、西ドイツのワイツゼッカー大統領の言葉を胸に刻みたいと思います。

 「過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる。」

 歴史を学びながら、サッカーを愛しつづけたいと思います。

 ナチス酷似旗使用無期限入場禁止の措置をどうお考えですか、ご意見をお聞かせ下さい。

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