議員日誌

美祢市で「日本の未来を語り合うつどい」

 昨日、美祢市で「日本の未来を語り合うつどい」が行われました。

 私がお話しした要旨は以下の通りです。

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 美祢市での「日本の未来を語り合うつどい」にご参加の皆さん、日本共産党の山口3区予定候補の藤本一規です。

 私は、県会議員を16年務める中で、当初から美祢地域に特別支援学校の開設を求めてきました。美祢市内の障害児をかかえたあるお母さんが、朝、子どもさんを山口の特別支援学校に送る、一回、美祢まで帰るとガソリン代がかかるので、山口市内で時間を過ごし、夕方、子どもさんを特別支援学校に迎えにいくという話を聞きました。なぜ、美祢の人たちばかりが苦労しなければならないのかと思い、議会でも繰り返し取り上げ、2015年4月、旧桃木小学校に宇部総合支援学校美祢分室が設置されました。

 私は、24年間の地方議員の経験を生かして、一人一人の住民の声を大切に、その声を国政に届けていくために小選挙区3区で野党統一候補になり、自民党現職を打ち破るたたかいを行う決意です。よろしくお願いします。

 さて、安倍政治を考えるために、青木理さんの「安倍三代」という本を引用したいと思います。安倍晋三さんのお父さんは、安倍晋太郎さん、安倍晋太郎さんのお父さんは安倍寛さん。

 安倍寛さんは、1894年(明治27年)に、旧日置村で生まれます。東京帝国大学を卒業し、東京で事業をしていましたが、結核のため、帰村。

 安倍寛さんは、日置村で療養生活をしていましたが、村民から村長になってほしいとの懇願を受け、村長になり、県議会議員になり、1937年の衆議院選挙に立候補します。この選挙の際、寛さんが有権者に配った「立候補のご挨拶」という文書が残っています。

 「若し政治というものが国民生活の安定、大衆の幸福増進と云う事を意味するものならば、現在の政治は決して良い政治と云うことは出来ないのであります。」 寛さんの言葉は、今の安倍政権の政治への批判の言葉となるものだと思いました。

 安倍内閣は、12日、介護保険改悪法案を衆議院の厚生労働委員会で強行採決しました。この法案は、利用料3割負担を介護保険で初めて導入するものです。

 3割負担は、一昨年8月から2割負担に引き上げられた約45万人のうち、年金収入等340万円以上(単身者の場合)などの人約12万人が来年8月から対象になります。「2割」などによって負担に耐えられず特別養護老人ホームを対処したケースがうまれているのに、その実態をまともに把握せず、負担増ばかり迫る安倍政権のやり方に医療・介護の関係者、家族らが怒りを広げています。

 21世紀・老人福祉の向上をめざす施設連絡会は、昨年秋に、全国老人ホーム施設長にアンケートを行い1906人から回答がありました。一昨年の介護保険法の改悪で、「支払い困難を理由にした退所」した人は101施設にのぼり、「利用料の滞納」をした人がいたのは206施設ありました。

 介護殺人・介護心中が後を絶たない介護の状況をこれ以上悪くしないために、介護保険のこれ以上の改悪は絶対に許されません。

 安倍晋三政権による介護保険の改悪は、国民生活の安定と大衆の幸福増進を侵害するものであり、決して良い政治と云う事はできないものです。

 安倍寛さんは、1942年、二度目の衆議院選挙に立候補しますが、1942年に大政翼賛会が組織された後の選挙でした。体制翼賛政治体制協議会推薦の当選者が381人に対して、非推薦者の当選者は85人という結果でした。大政翼賛会非推薦当選者の一人が安倍寛さんでした。

 戦争中に戦争に命がけで反対した一人が安倍寛さんでした。

 シリアへのミサイル攻撃を行ったアメリカのトランプ政権は、北朝鮮に対して、「全ての選択肢がテーブルの上にある」とのべ、軍事力行使も選択肢にあることを表明しました。

 重大なことは安倍首相が、トランプ政権のこうした動きを手放しで歓迎する姿勢をとっていることです。安倍首相は、「東アジアでも大量破壊兵器の脅威は深刻さを増しています」「国際秩序の維持と同盟国と世界の平和と安全に対するトランプ大統領の力強いコミットメントを日本は高く評価します」とトランプ政権の政治姿勢を支持しているのです。

 日本国憲法には、「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」としています。

 安倍首相の祖父の寛さんの遺志は、平和を取り戻すことでした。安倍晋三さんの政治は、憲法を無視して戦争を繰り返すことです。

 日本共産党は安倍政権の政治を転換していくために全力を尽くします。

・・・

 参加者の中に、「念仏者9条の会・山口」の会員の方もおられ、意気投合しました。

 山口3区内から安倍政権を転換する大きな風を吹かせていきたいと思います。

 昨日の集会に参加していただいたみなさんありがとうございました。

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