昨日、憲法9条の会うべの講演会が行われました。
講師は、下関市立大学経済学部教授の関野秀明先生。
アベノミクスの問題を指摘する関野下関市立大学教授
演題は「アベノミクスの失敗と戦争法強行」でした。
関野先生は、アベのミクスの現状について、「実質賃金が低下し、生活費が低下し、家計消費費が減少し経済が停滞している」と述べました。
関野先生は、「労働者の賃金を減少させる一方で、企業・富裕層は過去最高の収益を上げている」と指摘しました。
関野先生は、アベノミクスが進む中で、働く貧困層が増大し、社会保障の削減が進行している実態をデータを元に話されました。
関野先生は、大企業体制の多国籍企業化が進み、海外現地生産・直接投資型へ移行していると指摘。
大企業の海外現地活動化の親交が、現地法人の権益を守るために軍事力の海外展開を求める声が強まると関野先生は話されました。
関野先生は、最後に、「賃下げで海外進出が進み戦争する国にするのではなく、賃上げで内需忠臣の平和な国にする経済の方向を作っていこう」と訴えました。
私は、TPPに関し質問しました。
関野先生は、「地域、国民、グローバルと3つがバランスよく成長していくことが望ましい。TPPは、グローバル経済ばかりを成長させようとするから問題だ。地域や国民経済において守るべきものはしっかり守って、経済の国際連携を図っていくことが必要だ。」と話されました。
関野先生は、様々なデータを元にアベノミクスの問題点と、軍事国家へ進む問題点を指摘されました。
国民の暮らしと平和を守っていくために進むべき方向性がよくわかる講演でした。
関野先生、ありがとうございました。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。