議員日誌

9.19安保法制強行「採決」1周年 忘れない行動

 昨日、総がかり行動うべ実行委員会と憲法9条の会うべが主催する「9.19安保法制強行『採決』1周年忘れない行動 こうけつ厚さん講演会」が宇部市総合福祉会館で行われ、約150名の市民が参加しました。

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 こうけつさんの講演会には150名の市民が参加

 こうけつ厚さんは、「平成の『非立憲(ビリケン)内閣』を問う~憲法『改正』問題を考える」と題し講演を行いました。

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 こうけつ厚さんは、1時間30分にわたって講演

 こうけつさんは、最初に安部首相は、平成の「寺内首相」ではないかと問いかけました。

 1916年(大正5年)に就任した寺内内閣は、帝国議会を無視してシベリア干渉戦争を引き起こし、国内では米騒動が発生しました。

 当時のマスコミは、寺内内閣について、寺内首相の風貌が大阪の「ビリケン」人形に似ていることと、立憲主義を無視していることから「非立憲」(ビリケン)内閣と呼びました。

 その後、寺内内閣は、政府内外からの批判を受けて、原敬政友会内閣が誕生します。

 こうけつさんは、「安倍内閣は民意を無視して特定秘密保護や安保関連法を強行可決させた。これは、立憲主義に悖る行為であり、寺内非立憲内閣に類似している」と述べました。 

 こうけつさんは、ベトナム戦争時に、韓国はのべ32万人の韓国軍を派兵し、9000人に上るベトナム民間人を殺害し、韓国軍も5000人の戦死者を出した事実を指摘し、「日本が集団的自衛権を行使するということは、韓国と同じ過ちを繰り返すことを意味する」と訴えました。

 こうけつさんは、「憲法9条は日本国民のためだけではなく、アジア人民のためにあるものだ」と述べ、3000万人のアジアの人々を殺した侵略戦争の深い反省の元にできた憲法9条の重みを再認識しようと訴えました。

 こうけつさんは、自民党の改憲草案99条の問題点を指摘。

 こうけつさんは、自民党改憲草案99条に「緊急事態の宣言が発せられたときは、『法律の定めることろにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる』」としていることは、戦時中の国家総動員法の4条「政府は戦争時には、国家総動員上必要な時は、『勅令が定めるところによって国民を徴用して、国家総動員業務に尽かせることができる』」と酷似していると指摘しました。

 こうけつさんは、自民党改憲草案99条は、「時の内閣が好き勝手な政令を作ることが可能な内容になっている」と指摘しました。

 こうけつさんは、「ドイツの政治学者エッケルトシュタインがヒットラー政権時代に憲法に緊急事態条項を明記した際に『自由の終焉の始まり』と批判したが、自民党改憲草案はそのような内容になっている」と述べました。

 こうけつさんは、最後に、「今こそ、国民の共闘を広げファシズムの台頭を抑えよう。来年にも予想される衆議院選挙でこのことが大きな課題となるだろう。」と述べました。

 私は、総がかり行動うべ実行委員会の事務局長として昨日の集会の準備に携わってきました。

 参議院選挙の集会で150名のも市民の皆さんが集まって成功したことは今後の大きな力になるものと確信しました。

 これからも、宇部市で、戦争法の発動を許さない、戦争法廃止、改憲を許さない運動を旺盛に進めていきたいと思います。

 昨日の集会に参加された皆さんありがとうございました。感想をお聞かせ下さい。

 憲法改悪の問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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