私は、6月27日、一般質問で登壇しました。
今日は、JR美祢線について報告します。
4月9日、村岡知事をはじめ、29知事が連名で、石破首相に「全国的な鉄道ネットワークのあり方に関する特別要望」書を提出しました。要望書は「JR各社は、国鉄分割民営化による発足時、多額の国鉄長期債務を引き離して国民負担とするほか、事業用固定資産の無償継承や経営安定化のための国費投入が行われ、会社全体の経営の中で内部補助によりローカル線を維持していくものとされた経緯がある」と指摘し「被災を契機として、沿線自治体の意向を十分尊重することなく鉄道事業者側の一方的事情により、安易に存廃や再構築の協議を行わないよう、国の責任においてJRを含む鉄道事業者に対し厳格な指導を行うことなどを国に求めました。
私は、「本要請を受けて、国は、JRにどのような指導を行ったのか」と質しました。
木安観光スポーツ文化部長は「現時点、国から、JRに対する指導内容については説明は受けていないが、国において適切に対応されるものと考えており、今後も情報収集に努めてまいる」と答えました。
5月22日、JR美祢線利用促進協議会総会が開かれ、JR西日本が、路線の一部を専用道路に変えてバスを走らせる「BRT=バス高速輸送システム」で復旧する考えを示しました。協議会は、7月に臨時総会を開き、復旧の方向性を整理することを確認しました。6月24日の本会議において県は「臨時総会での意見や沿線自治体の意向を最大限尊重しながら、総合的に判断したい」と答弁しました。
私は、「県は、JR西日本に、ローカル線維持に責任を果たし、鉄路としての運行を続けるよう求めるべきだ」と質しました。
木安部長は「7月に開催予定の臨時総会では、5月の総会でJRから示された『BRTが適当』との考えなどについて、各構成団体の意見を集約し、復旧の大まかな方向性を整理することとされている。県としては、これまでの議論やアンケート結果等を十分勘案するとともに、7月の臨時総会での意見や沿線自治体の意向を尊重しながら、美祢線の復旧方針を判断することとしている」と答えました。
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