厚生労働省は、2日、認可保育所などに申し込んでも入れない「待機児童」が4月1日時点で前年度より多い2万3553人になったと発表しました。
山口県内の待機児童数は、山口市の65人のみとなっています。
一方、①求職活動を休止している者 ②特定の保育園等のみ希望している者 ③育児休業中の者 ④地方単独事業を利用している者という厚生労働省が「待機児童」とカウントしていない「隠れ待機児童」が6万7354人にのぼり、前年度比8293人も増えたが明らかになりました。
県内の「隠れ待機児童」は、特定の保育園のみ希望している者が353人(山口市112人、宇部市69人、周南市42人など)その他を含めて394人いることが明らかになりました。
同省によると、16年度の申込者数は前年度比8万6684人増の255万9465人。
受け入れ枠は15年度からの「子育て新制度」によって保育の受け入れ枠は、認定こどもエンや小規模保育などにも拡大され、9万4585人分増えています。一方で、認可保育所の受け入れ枠は、対前年度比で1万3929人分減少しています。
山口県内で、待機児童65人+隠れ待機児童394人。つまり、459人の待機児童がいることが明らかになりました。
認可保育所の受け入れ枠が減少していることも問題だと思います。
保育士の処遇改善の予算は来年度に先送りで、わずか月に6000円増で、全産業平均より約10万円低い賃金の引き上げには程遠い内容です。
国はしきりに「待機児童解消プラン」で大丈夫と強調しますが、山口県内でも保育の水準引き上げは喫緊の課題といえます。
特に、「待機児童」が多い、山口市や「隠れ待機児童」が多い宇部市などでの定員増が急がれます。
山口県内に隠れ待機児童が394人いることが厚生労働省に最新の資料で明らかになりました。
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