議員日誌

日本国憲法の中にみる人間のための経済学

 浜矩子同志社大学大学院教授による「みんなで行こうアホノミクスの向こう側~平和の経済学を目指して~」を読み、浜先生の理論にほれ込んでいます。

 アベノミクスの鋭い分析とともに、共感したのは、第四章「日本国憲法の中にみる人間のための経済学」です。

 浜先生はアベノミクスについて「彼らの正解がいかに日本国憲法の世界と遠いか、そして、今こそ、日本がそしてグローバル時代そのものが、いかに日本国憲法を必要としているか」と指摘しています。

 浜先生は、人間のための経済活動の基盤をつくるのに必要なのは三つの出会いだと指摘しています。

 第一は、「多様性と包摂性の出会い」。

 求めるのは「包摂性高・多様性大」の空間。浜先生は、「幅広い分かち合いの構図を実現し、富の偏在を是正しようとする力学が常に働くはずである。」と指摘しています。

 ちなみに「包摂性低・多様性小」の空間は、かつての大阪市の「ハジズム(橋下主義」がそれだとして指摘しています。

 「幼児的凶暴性の世界は、独り占め願望がとても強い世界だ。そこには、分配のベクトルが力を発揮する余地がない。」と書いています。

 第二は「正義と平和の出会い」。

 浜先生は、「経済活動が人間を幸せにできるためには、そこにどうしても平和な土壌が必要だ。正義と正義のぶつかり合いの中で戦争が繰り返されるような世の中において、どうして、経済活動は人間を幸せにすることが出来るか。そのような正解においては、まさしく経済活動は強さと力に固執する外交安全保障政策の手段として使われる。そのような世界において、経済活動の本来の有り方は、決して姿を現すことがない。」と指摘します。

 第三は「狼と羊の出会い」。

 「生まれたての新たな住人にも、成熟度の高い大人の住人にも、それぞれ、然るべき役割がある。世代を超えて、様々な住民たちが手をつないで前進して行く。様々なでこぼこコンビの存在が、より豊かで力強い生態系を生み出して行く。そのような場所となった時、グローバル・ジャングルは大いに栄えて、その住人たちを大いに幸せにする。そのようにイメージすることが出来るだろう。」と書いています。

 浜先生は、「この三位一体の出会いが実現している場所に、日本国憲法がある。」と結論づけています。

 うべ憲法共同センターでは、日本を代表する経済学者である浜矩子先生を講師に宇部市で、来年の3月4日土曜日に学習会を行うことにしています。

 テーマが会場などが決まりしかたら詳しく報告します。こうご期待下さい。

 

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