夏休み最後の日曜日だった昨日、新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」を小学校6年生の長女と一緒に観ました。
この映画、次男も三男も友人と一緒に観に行っていますので、大阪に居る長男以外で言うと我が家では、妻だけが観ていないということになります。
夏休み最後の日曜日、映画館はごった返しており、「君の名は。」は大きなホールに満員状態でした。
「君の名は。」大ヒット間違いないのではないでしょうか。
山深い田舎町で暮らす女子高生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。
一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。
やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気付く。
映画のパンフレットで、アニメ研究家の氷川竜介さんが、この映画を評して「日本アニメに求められる大林宜彦監督的な純粋さ」と書いています。
「大林監督の大要作には、男女入れ替わりを描いた『転校生』(82)、本来存在しない恋愛感情がタイムリープにより芽生える『時をかける少女』(83)がある。大林監督自身の故郷である尾道の古風な美しい和の風景に『うつろう青春、一瞬だけの純な切なさ』を託している。だから本作『君の名は。」を最短で語るならば、『時をかける転校生』とすることもできるだろう。」と語っています。
キャラクターデザインを担当した田中将賀さんは、「新海作品の魅力はいろいろありますが、僕が圧倒されるのは色彩豊かな美術背景、それを巧みに魅せる撮影技術。美しいのにリアルなんですよね。すごく心に刺さって迫ってくる感じがあって、それだけに新海さんの作品は簡単に見直せないんです。一度見て、しばらく時間を置いて半年後くらいに見直すということもあったりして。あとは繊細な言葉選び。新海さんならではの言葉と映像で語られると、日頃見ているありふれた日常や景色もかけがえのない美しいものに見えてきますね。」と語っています。
新海監督が自ら筆を執った小説「君の名は。」も全部読みました。
物語が小説で表現できる監督だからこその言葉と映像なんだと私も感じました。
我が家では、アニメを勉強している次男を中心に、新海作品のDVDを観ています。
今日までに、「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」を観ました。
「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」をこれから観ます。
小説は、「君の名は。」を読了し、今、「言の葉の庭」を読んでいます。
「秒速5センチメートル」も読みたいと思っています。
我が家の今年の夏は、新海誠ワールドの中で終わろうとしています。
とにもかくにも映画「君の名は。」は、最高です。大人も子どもも是非観ていただきたい映画です。
映画「君の名は。」をご覧になった皆さん、感想をお聞かせ下さい。
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