月別アーカイブ:2016年7月

第35回ふれあい運動推進大会

 昨日、宇部市などが主催する第38回ふれあい運動推進大会が湖水ホールで行われました。

 私は、宇部市PTA連合会を代表して「スマホやゲームの約束」について報告しました。

 報告の内容は以下の通りです。

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 ふれあい運動推進大会にご参加の皆さん、宇部市PTA連合会会長の藤本です。宇部市PTA連合会と宇部市立小中学校長会と宇部市教育委員会が共同で取り組んでいる「スマホやゲームの約束」について報告します。

 「スマホやゲームの約束」とは、子どもがスマホやゲームを利用することによって起きる問題から子どもを守るために、家庭でのルールづくりを促進する取り組みです。具体的に、小学生は午後9時まで、中学生は午後10時までには電源を切ることを提唱しています。
 昨年、宇部市教育委員会は、小中学生のスマホやゲームの所有状況と約束の策定状況を調査しました。結果を見てみます。
 まず、スマホやゲームの所有状況です。小学生は、84%、中学生は79%。がスマホやゲームを持っている状況でした。
 次に「スマホやゲームの約束」を家庭で作成した状況です。小学生は、68%、中学生は、43%でした。
 注目すべきは、「スマホやゲームの約束」を作成した子どもがルールを守っている割合です。小学生が97%、中学生が84%でした。
 「スマホやゲームの約束」の策定率を上げれば、宇部市の小中学生の状況を変えることができることが、27年度に取り組んで分かりました。
 今年度も「スマホやゲームの約束」の策定に取り組む意義は何でしょう。まず、進学・進級・転入と子どもたちの状況は変化しているからです。
 転校や進学がなかった子どもにとっても1年に1回、「スマホやゲームの約束」を家族で話し合い、その年の約束を確認することは必要です。
 1学期中に、平成28年度の「スマホやゲームの約束」を市内の小中学生に配布し、2学期中に、約束の策定状況を調査し、昨年度の調査結果と比較検証したいと思います。
 さて、「スマホやゲーム」をめぐる事件が、引き続き発生しています。
 先日、宇部市内の中学校で、送付しないと災いがあるとするチェーンメールが多くの子どもたちに届く事案が発生しました。問題のメールには、「何人かにメールを送らないと足がなくなるとか怖い女の人が夜出てくる」などの内容でした。
家庭でのルールづくりの例に、「チェーンメールは転送しない」と明記していますが、転送せず、悪質なメールは削除することが大切です。
 先日、「有料サイトの料金が未納だ」と新潟県に住む男性の携帯電話にメールが届く事件が発生しました。男性が、電話をすると「延滞金が加算され2万円になっている。違反金の30万円を加えた32万円を払えばブラックリストへの登録を解除でき、支払えば違反金は全額返還される」などと言われ、男性は、電子マネーギフト券32万円分を相手側に送ったということで被害届が出され、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
 家庭でのルール作りの例に「知らない人からのメールが届いたら、返信したりせず削除する。」ことがこの事案でも重要です。
 家庭で、約束をつくる過程で、「子どもたちがスマホやゲームで何をしているのか」保護者の皆さんがしっかり知っていただくことが重要です。
 そして、基本中の基本ですが、子どもさんにスマホやゲームを持たせるときには、有害サイトへのアクセスを規制するサービスである「フィルタリングサービス」を必ずつけることを強調しておきたいと思います。
 先日、サン=テグジュペリの「星の王子さま」を読んでいました。王子さまが地球で会ったキツネに、愛するバラについてこう言われます。
 「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」
 バラをスマホにしてみましょう。
 「きみのスマホをかけがいのないものにしたのは、きみが、スマホのために費やした時間だったんだ」
 バラを子どもにしてみましょう。
 「きみの子どもをかけがえのないものにしたのは、きみが、子どものために費やした時間だったんだ」
 かけがえのない子どものために、子どもと対面する時間をしっかりとって、スマホについて一緒に考えていきましょう。
 「スマホやゲームの約束」が更に広がるようご支援をお願いします。

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 これからも宇部市PTA連合会の代表して役割を発揮していきたいと思います。

 「スマホやゲーム」に関して皆さんのご意見をお聞かせください。

立正佼成会も与党支持せず

 宗教法人・立正佼成会(公称会員世帯数120万)が6月21日に参議院選挙に向けた声明「私たちの切実」を発表しました。

 立正佼成会の「私たちの切実」は、昨年の安保法制の強行で「憲法を守るべき時の政権が恣意的に解釈を変更できる、という既成事実が生まれました」としたうえで、「いま一度、『信頼』できる政治を取り戻すために、私たちは主権者として、仏教徒として、この選挙に真摯に臨んで参ります」としています。

 更に、立正佼成会は、「宗教法人『生長の家』の教団方針に賛意を表します。」とする見解は発表しました。

 立正佼成会は見解で、生長の家が6月9日に示した方針に「福島第一原発事故の惨禍を省みずに原発再稼働を強行」したエネルギー政策のあり方に警鐘を鳴らし」、「憲法解釈の変更で『集団的自衛権』を行使できるとする『解釈改憲』」を憂慮するけ見解」に賛意を表します。としています。

 生長の家は、6月22日、「今夏の参議院選挙に対する生長の家方針(その2)不支持政党を追加」とする文書を発表しました。

 文書は「生長の家は、宗教者としての純粋性の表現と、国の進む方向を誤らせないために、6月9日付で発表された会員・信徒への指針『与党とその候補者を支持しない』ことに加え、憲法改正を急ぐ『おおさか維新の会』および安保関連法案に賛成した政党(自民党、公明党、日本のこころを大切にする党、日本を元気にする会、新党改革)とその候補者を支持しないことを表明します。」と書かれています。

 宗教界の中で、大きな変化が行っています。私も念仏者のひとりとして、この参議院選挙で力を尽くしたいと思います。

 立正佼成会や生長の家でのこれらの動きを皆さんはどう感じておられますか。お教えください。