議員日誌

「宗教人と日本共産党との懇談会」が「前衛」に掲載

 宗教人と日本共産党との集いが昨年12月2日に山口市内で行われました。

 昨年11月16日にさいたま市で行われた同様の懇談会と併せて、日本共産党中央委員会理論政治誌「前衛3月号」に「誌上再現」として、呼びかけ人の方々の発言と日本共産党を代表して参加した笠井亮衆議院議員の発言が掲載されました。

 読んでみたいという方は、本ブログのトップページの「問い合せ」をクリックしていただいて、私までご連絡下さい。

 私は、懇談会では呼びかけ人の一人として司会を務めました。

 「全国宗教人・日本共産党を支持する会」から懇談会の様子を紹介するレポートを求められ、以下の文章を書いてみました。

 参考になれば幸いです。

 ・・・

「山口県で行われた『宗教人と日本共産党との懇談会』を開催して学んだこと」
 浄土真宗本願寺派常光寺総代長(責任役員)藤本一規

 私は、山口県宇部市吉部で生まれました。我が家に遺る「藤本家法名累記帖」の最初に「延宝4年俗名四朗右門」とあります。我が家は、340年前の江戸時代初期から浄土真宗の門徒としてこの地で生活していたことが分かります。
 このような家に生まれた私は、物心ついた頃から「もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて」で始まる「領解文」を祖母と一緒に仏壇の前で唱えて育ちました。
 私がちょうど50歳になった昨年、門徒である「常光寺」の総代長(責任役員)になりました。そして、昨年11月には、山口別院で帰敬式を受け「釋諦観」の法名を頂きました。
 更に、真宗門徒として、「念仏者9条の会」と「非戦平和を願う真宗門徒の会」の会員として戦争法の廃止を求め活動を行っています。
 さて、昨年12月2日「宗教人と日本共産党との懇談会」(以下懇談会)を行うにあたり私は呼びかけ人の一人として名を列ねました。
 懇談会を開催するに当たって、昨年9月から呼びかけ人が数回集まって準備を行ってきました。懇談会は呼びかけ人が主催し、日本共産党と宗教者が対等に懇談できる場にしていくことなどを話し合いました。
 日本共産党から、笠井亮衆議院議員に参加していただくことが決まり、チラシも完成し
昨年の11月には、私が住む宇部市内の宗教法人百数十施設を懇談会の案内で回りました。
 浄土真宗本願寺派の寺院では、同じ宗門として大いに対話になりました。市内でも最大規模の真言宗のお寺の住職は「志位委員長の発言に注目しています」と話され励まされました。
 懇談会当日、私は呼びかけ人の一人として司会を務めました。呼びかけ人として発言していただいた方は4人。その内の日本キリスト教団宇部緑橋教会の小畑牧師がお話しの中で引用されたティン・ニーメラー牧師の「夢の話」は心に残りました。ヒットラーが神の前で裁かれる夢を見る。責めを問われたヒットラーは「誰もそれをおかしいと言ってくれなかったんだ」と詭弁を述べた。小畑牧師は、「安倍さんに対して同じことを想う」と語っておられます。宗教者としての深い言葉だと感銘をしました。
 浄土真宗本願寺派布教師の田熊さんの仏説無量寿経の中に「兵戈無用」という言葉があることり、ブッダが「人を殺さない、殺されない、殺させない」と言っているというお話しにも勇気を頂きました。
 笠井衆議院議員は韓国の月精寺の住職の「資本主義社会というのは自分の利益が何より大事だということで、他人を犠牲にしても自分の利益を得ようとする。そうではなくて、人と人が協力し合って、共に生きる、仏教の世界でいうと韓国では相生=人と人が協力し合って共に生きる相生こそ本当の社会だ」との言葉を紹介されました。この言葉こそ、宗教人と日本共産党が共に未来社会を考える一致点になると思いました。
 私が住む宇部市では74年前、海底炭坑の落盤事故で朝鮮人労働者136名が亡くなりました。私は、この事故の歴史を残す「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の運営委員を務めています。2月3日に行われた追悼式には、韓国仏教宗団協議会から60名の僧侶が来られました。慈乗会長は「個人の犠牲が人類の教訓として残り(伝えられ)、二度とこのような悲劇が繰り返されないように、全ての生きものが安穏で平和な生活を享受できますように宗教者としての責務を果たしてまいります」と追慕の辞を述べられました。
 「全ての生きものが安穏で平和な生活を享受できるように」私も宗教人の一人としての責務を果たしてまいりたいと思います。
 「宗教人と日本共産党との懇談会」を開催するに当たり多くの事を学びました。数年後に懇談会が開催出来るよう期待しています。

・・・

 宗教人の皆さん、今の政治について今後とも大いに語り合いましょう。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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