読売新聞の「戦後70周年あの夏」シリーズを毎回興味深く読んでいます。
14日は、「日本のいちばん長い日 決定版」著者の半藤一利さんです。
「日本のいちばん長い日」は映画化され、今全国で上映されています。
「『宮城事件』と呼ばれる14日深夜から15日未明の出来事は、当時、玉音放送の録音盤の奪取未遂事件として知られていました。当事者たちは、『あれはクーデターではない。天皇の放送を阻止し、もう一度御前会議をやってもらう計画だった』と言っていた。ところが調べていくと、実はクーデターでした。皇居を占拠し、鈴木貫太郎首相以下を監禁して内閣をひっくり返し、軍事政権を立てて徹底抗戦する計画だった。うまくいかず、それなら録音盤を奪おうと方針が変わったんです。実はまだ裏がありそうなんです。68年、この御が新国劇で芝居になり、招待されて見物に行った帰り道のこと。終戦当時の肩書で言うと、荒尾興功・陸軍省軍事課長、井田正孝中佐ら事件の当事者たちも招待されていて、私が後ろにいるのに気づかず、『今度も出ませんでしたね。これは永遠に出ませんね』と話して話していた。食い下がったが聞き出せなかった。残念です。」
戦後70年を迎える今日、国民の一人として、日本がどう負けたか知る必要があると思います。
まずは、半藤さんの「日本のいちばん長い日」で学びたいと思います。
半藤さんは、このインタビューで最後にこう訴えます。
「陸海軍併せて240万人の戦死者のうち、7割が餓死か栄養失調か、それに伴う病死でした。そんな無残な死に方をする戦争なんてありえません。国全体が集団催眠にかかり、勢いで突き進んだ結果でした。」
この歴史を繰り返してはならない。再び戦争をしてはならない。
このことを誓う8月15日です。
皆さんの戦後70年の想いをお聞かせください。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。