議員日誌

「関門海峡道路『調査せず』」との報道について

 昨日の山口新聞は、「政府は4日、地元自治体が建設に向け調査の再開を求めている『下関北九州道路(関門海峡道路)』について『調査はしない』とする従来の方針をあらためて示す答弁書を閣議決定した。」と報じました。

 私は、県が平成25年度予算の高速道路網調査費の中に、下関北九州道路を入れたことに対し平成25年2月県議会で「関門海峡道路を含めた6大海峡横断プロジェクトの調査について、国交大臣は、2008年3月の参議院予算委員会で『個別的な調査研究は一切、もうやめる』『お金は出さない』と答弁した。」「なぜ、巨額を投じて、下関北九州道路を作らなければならないのか」と質しました。

 県は、「都市間連絡道路として、災害時にも機能するネットワークを構築する道路として、その整備は必要不可欠と考えており、新たな国土軸を形成するための『海峡横断プロジェクト』とは明確に性格が違う」などと答え、平成25年度以降、関門海峡道路の調査費を予算に計上し続けてきました。

 また、福岡県と山口県の政官財で「関門海峡建設促進協議会」を再開させ、建設促進を国に求めていました。

 今、新国立競技場の見直しが検討されるなど、国の財政状況の中で、行き過ぎた投資を見直す動きが顕著です。

 関門海峡道路に対する国の今回の閣議決定は賢明なものと考えます。

 村岡知事は、山口新聞の取材に「われわれとしては、必要性や効果について調査を行い、整理している。必要性や効果が高いことを国にきちんと説明することが重要。関係団体と力をあわせて必要性を訴えていきたい」と述べたと報道されています。

 事業費が1500億円を越えると言われている関門海峡道路が必要でしょうか。

 村岡知事は、閣議決定を重く受け止め、関係団体と関門海峡道路を断念する検討を行うべきだです。

 関門海峡道路に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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