議員日誌

土砂災害特別警戒区域内の学校施設について

 私は、9月県議会の一般質問で、岩国市・和木町の災害や広島市の災害を受けて、土砂災害特別警戒区域内にある県立施設の状況を質しました。

 その中に、山口県立育成学校がありました。私は、昨日、育成学校を視察し、特別警戒区域がどこにあるのか説明を受けました。

 育成学校で子どもたちが生活する建物に土砂災害特別警戒区域がかかっている場所は二か所ありました。

 一つは、昭和63年に建設された育成館です。この建物の中には講堂があり、子どもたちが朝の学習に取り組んでいるところです。

 この建物の北・東側の斜面が特別警戒区域になっています。

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 右側が育成館。左側が特別警戒区域内の斜面

 二つ目は、昭和46年に建設された体育館です。体育館の北東の角周辺が特別警戒区域になっています。

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写真奥が体育館。手前が特別警戒区域内の斜面

 9月県議会での小松健康福祉部長答弁は「法面等の定期点検により、安全確保に努めたい」というものでした。

 現場を視察し、私は、この二つの建物に隣接している特別警戒区域内にある法面は、擁壁などを設置する必要があるのではないかと感じました。

 また、築43年で耐震化工事が行われていない体育館は特別警戒区域外に建て替えるべきではないかと思いました。

 昨日の夜は、私が会長を務める宇部市立西宇部小学校で、PTAの役員会が行われ参加しました。

 会議の前に、西宇部小学校内の特別警戒区域の状況についてお聞きしました。

 県が公表している土砂災害警戒区域等マップを見ると、子どもたちが学ぶ校舎の東側の法面が特別警戒区域になっていました。

 宇部市内には、土砂災害警戒区域がある小中学校が10校あるとのことです。

 宇部市において、特別警戒区域に校舎がかかっている場合は、擁壁を設置するなどの対策を講じる必要があるのではないかと感じました。

 土砂災害から子どもたちの命を守るため、国・県・市が一体となって対策の強化を望みます。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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