議員日誌

県議会人口減少・地域活力維持対策特別委員会で質疑

 本日、人口減少・地域活力維持対策特別委員会が行われました。午前中は、特定非営利活動法人「あっと」理事の杉山美羽さん、ボランティアスタッフの眞柳麻奈さんから山口市から地域子育て支援拠点事業を受託して実施している「ほっとさろん西門前てとてと」の取組みなどについて意見聴取しました。
 午後からは、①生産年齢人口の流出防止対策②安心して暮らせる出産・子育て支援③女性や高齢者など県づくりを牽引する多様な人材育成をテーマに執行部から説明を受け質疑などを行いました。
 私は、②安心して暮らせる出産・子育て支援の問題についていくつか質疑を行いました。
 まず、不妊対策についてです。山口県は、一般不妊治療、人工授精、特定不妊治療に対して助成を行っています。
 山口県の特定不妊治療の助成上限は1回15万円です。三重県は、今年度から男性不妊治療に対して、最大30万円の助成を行っています。
 私は、「県としても、不妊治療への助成を拡大すべき」と質しました。
 國光健康増進課長は「三重県の動向などは、研究したい」と答えました。
 次に、私は、一昨日、県知事に提出された山口県小児科医会の要望書の内容について質問しました。
 一つは、乳幼児に対するおたふくかぜ・B型肝炎・ロタウイルスワクチンへの公費助成についてです。
 県内では、宇部市がロタウイルスワクチン、岩国市がおたふくかぜワクチンに対して公費助成を行っています。
 東京都や富山県では、任意接種に対して公費助成を行うことができる制度を持っています。
 私は、「県としても、任意接種に対して公費補助を行うべき」と質しました。
 國光健康増進課長は「東京都や富山県の状況などは研究したい」と答えました。
 次に私は、小児救急医療電話相談について質問しました。
 6月補正予算で、23時から翌朝8時までの小児救急医療電話相談を延長する予算が計上されました。
 私は、「10月1日から実施だが、入札は終わったのか」とただしました。
 宮村地域医療推進室次長は「入札は3社が参加し終わった。来週中には結果を明らかにする」と答えました。
 私は、「19時からの医師会に委託している時間帯と同様の相談体制が確保できるのか」と質しました。
 宮村室次長は「委託仕様書で、相談体制の確立を明確にしている。事業スタート後もしっかり相談体制をチェックしたい」と答えました。
 次に私は、子育て応援優待制度の問題について質問しました。
 私は、「近県では、鳥取・島根・岡山・福岡・鹿児島・高知の各県で、共通カードを作成して、子育て応援優待制度を実施している。山口県でも共通カードを作成すべき」と質しました。

 原田子ども未来課長は「他県の状況を引き続き調査し、共通カードを導入するかどうか研究したい」と答えました。

 最後に、乳幼児医療費助成制度に関して質問しました。

 県市長会から県に対して、乳幼児医療費助成制度について①一部負担金の撤回②所得制限の撤廃③対象年齢の拡大の要望が4月25日に出されています。

 私は、「県市長会の要望にそって、県の乳幼児医療費助成制度を拡充すべき」と質しました。

 中野厚政課長は、「制度の安定的かつ持続可能な実施のため、現行の助成基準を維持することが基本であると考えている」と答えました。

 今回も様々な問題で質疑を行いました。

 これらの問題を始め、県政全般に対する皆さんのご意見を引き続きお寄せ下さい。

 

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