本日、8月6日の早朝に大雨災害が発生した岩国市・和木町の被災地を視察しました。
視察したのは、私と、仁比聡平参院議員韮澤秘書、日本共産党中国ブロック石村智子さん、日本共産党県議候補松田さんらです。
最初に視察したのは、29歳の青年が土砂崩れで死亡した岩国市新港地区です。
左から私、韮澤秘書、松田さん、石村さん
6日、早朝、裏山が土砂崩れし、2軒の住宅が全壊しました。
家の中にいた青年が死亡しました。
現場の東側にあたる新港川上流には砂防ダムがあり、急傾斜地崩壊防止工事が行われています。
現場付近は、砂防ダムも急傾斜地崩壊防止工事も行われていませんでした。
早急な復旧工事が求められます。
次に視察したのは、発災後、100戸の集落が孤立した和木町瀬田地区です。
右から藤岡さん、私、石村さん、松田さん、韮澤秘書
多くの住宅が床上浸水しました。
お話を聞くことが出来た藤岡さんは、瀬田川西岸の竹林が崩落し、氾濫した現場に近い住宅に住んでおられます。
低地にある住宅で寝ておられましたが、早朝、浸水に気づき、隣接している二階家の二階に避難して一命を取りとめたそうです。
崩壊した竹林の改修と同時に再度災害が発生しないような瀬田川の拡幅改修が急がれます。
次に視察したのは、床上浸水が発生した岩国市多田地区です。
上の看板が台風14号の最高水位、下の線が今回
この地域は、2005年の台風14号の時にも床上浸水の被害が出た地域です。
県道より錦川寄りは、河川が拡幅されていますが、県道より住宅よりは、河川が狭隘なままです。
8年前の災害への対策として、多田川の改修にどのように取り組まれたのかどうか検証しなければなりません。
今度こそ、再度災害が起きないような多田川の抜本的な拡幅改修が急がれます。
構造的に困難なら、遊水池を設けるなど住宅地が床上浸水しないような対策の検討が必要だと思いました。
最後に視察したのは、床上浸水の被害が出た岩国市平田地区です。
写真上では、大谷川の浚渫が行われています
平田川の支流である大谷川が氾濫して多くの住宅が床上浸水しました。
お会いした井上さんは、高齢のお父さんが住む実家が床上浸水しました。
床上50センチ以上浸水し、畳が浮き上がったそうです。急いでお父さんを二階に担ぎ上げ、お父さんの一命を取りとめたそうです。
再度災害を防止するために、大谷川の拡幅改修が急がれます。
8月6日、岩国市周辺では、早朝、1時間に100ミリを超える豪雨が降りました。
被災者の方のお話をお聞きし、死者・行方不明者が2名だったことは奇跡だったと感じました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りすると同時に、被災された皆さんにお見舞いを申し上げます。
視察中も断続的に台風11号の影響による雨が被災地に降っていました。
また、避難を伝える市の広報車にも出会いました。
この地域で二次災害が起こらないことを願います。
そして、被災者の支援が進み、災害の早期復旧が図られるよう、国会議員団と連携して取り組んでいきたいと思います。
視察した内容は、来週にも県当局に伝えたいと思います。
現在、宇部市では、台風の影響は少ないようですが、全県で被害が出ないことを願います。
その上で、被災者の方のご意見や、台風11号関連でお困りのことがありましたらご一報ください。
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