議員日誌

久坂部羊著「第五番」

 新聞の広告の「『ダ・ヴィンチ・コード』を超える面白さ。人類の罪と罰を抉る超弩級ミステリ」のうたい文句に魅かれ、久坂部羊著「第五番」を読んでいます。

 554ページの本で、残り100ページです。色々な伏線が最終的にどうなるか。これからです。

 エボラ出血熱(1967年ドイツ)、エイズ(1981年アメリカ)、狂牛病(1993年イギリス)、SARS(2002年中国)に次ぐ、つくられた第五番『悪魔の疫病』=「新型アポジカ肉腫」が日本を襲います。

 WHOの関連組織「メディカーサ」が、その第五の疫病を日本に持ち込みます。

 小説の中で、「第六」は、「豚インフルエンザ」だったとあります。

 WHOがパンデミック宣言を出したために、ワクチン製造会社が大儲けをした。それは、WHOの専門家が製薬会社から資金提供を受けていたからだとあります。

 「豚インフルエンザ」の時、私は、県議会厚生委員会委員でした。「タミフル」などをどれだけ備蓄するのか、緊張感を持って議論していたことを思い出します。

 作者は、医師。医師ならでは、筆致は見事です。

 医学的用語は難解ですが、全体のストーリーは、サクサクと読め、とても平易です。

 この作品の映像化を望みます。久坂部羊作品に注目していきたいと思います。

 久坂部羊ファンの皆さん、お薦めの作品を紹介して下さい。

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