本日、山口市で、「みんなの県政をつくる会2012年総会」が行われました。
総会であいさつする福江代表世話人
この夏知事選挙が行われる関係からマスコミ関係者も多数参加していました。
総会では、「知事選で県政を大きく変えよう!」の総会アピールが採択されました。
アピールは、「できるでけ早い候補者擁立に向けたとりくみを強めていきましょう。」と締めくくりました。
私も県政の諸問題について発言しました。
総会に続いて、「福島原発事故と核エネルギーを考える」と題して山口大学の増山教授が記念講演を行いました。
記念講演を行う山口大学の増山教授
増山教授は、福島原発の警戒区域への一時立ち入りのためのボランティアに参加した経験を語りながら、福島原発周辺での被ばくの状況を語りました。
そして、核エネルギー利用の問題点として①環境浄化・除染②放射性廃棄物保管③事故炉の廃炉作業④使用済み核燃料の保管などがあるととも指摘しました。
その上で、人間が消費している総エネルギー量は太陽からのエネルギーの0.01%だとして、太陽光など自然再生エネルギーの利活用を訴えました。
増山教授は、放射能のない世界はないが、有益性と危険性のバランスを図り、有害なものはつくらず持たず、持ち込ませず、拡散せず、安全に除去、隔離、廃棄する技術とそれを実行する政治・経済・社会的な力が必要だとまとめました。
記念講演の後、上関町在住の田中さんが、上関原発の現状を報告しました。
田中さんは、「町長は未だに原発財源の必要性を説いているが、町民は、原発に頼らない町づくりを求める機運が高まっている」と報告しました。
最後に、高知県梼原町を視察した山口市革新懇の松林さんが報告を行いました。
松林さんは、「環境省のデータによると、山口県内には自然再生エネルギーのポテンシャルが632.5万kwある。これは、山口県の消費エネルギーの2.5倍にあたる。県内での自然再生エネルギーの自給率を高める取組みが必要」と訴えました。
今日は、核エネルギーの問題点や原発を取り巻く状況、そして、自然再生エネルギーの可能性を学ぶいい機会となりました。
今日学んだことを県政に生かすために力を尽くしたいと思いました。
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