議員日誌

旭爪あかねさん

 本日、NHKラジオの午前中の番組「ラジオビタミン」で、小説家・旭爪あかねさんのインタビューが再放送で放送されていました。

 旭爪あかねさんの「稲の旋律」という小説が映画「アンダンテ」となって全国で上映されています。

 「稲の旋律」は、2001年から「しんぶん赤旗」に連載された作品で、私の本棚にもある本の一つです。

 旭爪さんのインタビューでは、彼女が、大学院生時代に「引きこもり」の経験があったことが語られました。

 この経験が「稲の旋律」となったことを私は今日、初めて知りました。

 旭爪さんの誠実な訥々とした語り口に、幾度か涙しながら、ラジオに耳を傾けていました。

 「ラジオビタミン」のインタビューでは、サヘルローズさんにも感動したことは過去のブログで書いてきましたが、旭爪さんのインタビューは、それ以来の感動する内容でした。

 この小説の主人公の千華は、農業に出会う中で、自らを取り戻していきます。

 私は、日本福祉大学で学んだ大学時代、「施設にくらしをきずく」という本に感動して、埼玉県の障がい者施設で実習をしたことがあります。

 この「あかつき園」という施設は、農業を実践の中心に据えた施設でした。

 私は、旭爪さんの話を聴きながら、ふと、大学時代のこのような経験を思い出しました。

 半年前に参加した岡山県で行われた農業問題のシンポジウムでも、農場が障がい者の通所施設として位置づけられているというお話を聴きました。

 私は、最近、父が亡くなり農業に以前より少し関わるようになりました。

 そして、大学時代よりライフワークのように関わっている障がい者福祉を、農業とリンクして考えるようになりました。

 農業は、人間を癒す効果があることは私が実感しています。

 農業を衰退から脱皮させる一つの方策は、福祉との結合ではないかと最近よく考えます。

 私もそのような役割が担えたらとも考えます。これは、将来の夢として取っておくことにしましょう。

 当面は、「稲の旋律」を読み返し、映画「アンダンテ」を一日でも早く観たいと思う今日この頃です。

 旭爪ファンの皆さん、映画「アンダンテ」を観られた皆さん、感想をお聞かせください。

 

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