ルネサスエレクトロニクスが「2010年中に従業員約5万人のうち10%弱の人員削減など大規模なリストラに踏み切る」と7月29日の日本経済新聞が報じました。
「シリコンウエハーの直径が150ミリメートルと小口径の旧式生産ラインを閉鎖」とも報道されています。
私は、この事実を宇部市万倉のルネサスセミコンダクタ九州・山口㈱山口工場(以下山口工場)の総務に電話をして確認しました。
山口工場では、非正規労働者を含め約1800人が働いています。その内、150ミリメートルのシリコンウエハー生産ラインに約1000人が働いています。
日経新聞の報道が事実なら、山口工場が受ける影響は甚大です。
報道は事実かとの私の質問に対して総務の担当職員は「報道は承知しているが、内容は、会社が協議して決めたことではないので、コメントできない」と答えました。
30日の朝日新聞は「大規模な人員削減を決めた半導体大手のルネサスエレククトロニクスは」「九州・山口に工場が計7ヶ所あり、グループの1割にあたる計約5300人が働く。閉鎖する工場や削減の内容は明らかになっていないが、九州・山口の工場が対象となる可能性がある」と報じました。
会社の広報としては公に出来ないが、これだけ新聞で報道されるには、会社が何らかの検討を行っていると考えた方がいいのではないでしょうか。
私は、新聞報道の直後に、県に対してこの動きをどう捉えているのか調査を依頼しました。来週この調査結果を聞くことにしています。
ルネサスのリストラの動きは、宇部市のみならず、山口県にも大きな影響を与えます。
山口工場で働く労働者の皆さんを始め、皆さんの声や情報をいち早くお寄せください。
ルネサスセミコンダクタ九州・山口㈱山口工場