盆前になって、仕事量が少し減ってきたことを好機として、空いた時間は読書に勤しんでいます。
私の読書の一つの特徴は、映画の原作本を読むことにあります。仮に、山口県内で上映されなくても後日、DVDで楽しむ方法もあります。
また、映画化される作品は、原作も面白いものが多いのがこれまでの私の経験則から明らかです。
最近では、海堂尊の「ジーンワルツ」や荒木源の「ちょんまげぷりん」などです。
「ちょんまげぷりん」は、私の大好きな中村義洋監督作品が上映中です。近くでは北九州市で上映されているので行こうかどうか悩んでいます。
来月になれば、下松市で上映されるので、今は県内上映を待つことにしています。
そして、荒木源さんの「ちょんまげぷりん2」が出ました。数日前に読み終えました。
安兵衛さんが江戸から現在にやってきて、江戸に帰って8年。当時保育園児だった友也は14歳になっていました。
その友也が今度は江戸時代にタイムスリップ。
ようやく会うことが出来た安兵衛と友也は、牢屋敷の中。
安兵衛の救出劇は、読み応えがありました。1と2の両方を読んで、「ちょんまげぷりん」の世界が深まりました。
荒木さんには、佐伯泰英さんのように、「ちょんまげぷりん」3・4~と文庫版で出し続けていただきたいと思います。
関係者の皆さんよろしくお願いいたします。
そして、今、読み終えたのが、有川浩著「阪急電車」です。この作品も「映画化決定」の帯に惹かれて買ってしまいました。
書店に行けば、ここ数年、「有川浩」さんの作品は多数置かれています。しかし、これまで手に取ることはありませんでした。
この作品が有川作品で初ですが、大変読みやすく心温まる物語でした。
私の妻は関西出身で、実家は、阪急電車の箕面線の沿線にあります。
この物語は、今津線が舞台です。片道15分そこそこの運行時間の中に行き交う乗客とその人生が交錯します。
映画では中谷美紀が主演だとありました。彼女の役はきっと「翔子」だろうと推測しました。
ならば、「ユキ」は誰かな。意外に「ユキ」を中谷美紀が演じるのだろうかなど考えながら読みました。
解説が児玉清さん。NHKラジオで彼の書評をいつも聞いています。
児玉さんは有川浩さんをこう評しています。
「僕にとって有川さんは日々拝みたくなるようなエンターテイメント小説の神様みたいなものだ。」
児玉さんがこれだけ評価している有川作品を1作品で終わりにしてはいけません。
次は、文庫になっている「くじらの彼」あたりを読もうかと考えています。
盆前後は、本が読めて幸せです。読書って本当にいいものですね。
有川浩のファンの皆さん、一押し作品を教えてください。
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お初ですね
僕は、有川作品を5、6冊読んでいる神奈川県内の高校生です。
阪急列車は入試の文章題ででましたwww
友達のカバンを席の隣に置いて、お爺さんに怒られてしまう話です。なんというか、有川さんの作品はホントにありそうな話で、思わずギクッとしてしまいます。
イチオシは図書館戦争です。物語内の少し特殊な情勢に慣れれば、恋愛あり、戦いありの、とても感動する本です。個人的には、本を読めない法律は嫌だと思いました。
長文シツレイ。
by 1有川ファン — 2010年8月16日 16:51 PM