議員日誌

使える武術

 ちくま新書、長野峻也著「使える武術」を読みました。

 実力は伴いませんが、空手や太極拳に携わってきたものとして、武術系の本を時々読みたくなります。

 長野さんの次の文章に心打たれました。

 「『平和を維持するためには戦争も必要悪』という考え方には、私は納得できない。戦争でしか維持できない平和なんかいらない。それは、平和という言葉の裏に国家や民族という概念が隠れ、『国家や民族を維持するためには個人は犠牲になっても当然』という権力者の論理が読めるからです。(中略)

 『誰にも侵されず、誰も侵さない』という、個人の生き方を実現する兵法こそが武術なのだと、私は確認しています。」

 長野さんは武術研究家。武術に携わる方は、「国家のためには個人は犠牲になっても当然」という思想を持っておられるイメージがあります。

 だからこそ、長野さんの考え方に興味がわきます。

 今、引き続いて、長野さんの「ヒトを観抜く武術の読み」を読んでいます。

 これらの本は、武術の解説書ではあるのですが、社会を生きていく時に必要な構えや視点が多々あり、とても興味深い内容です。

 これから益々、忙しくなりますが、道場にも顔を出しながら、長野さんの本を実践していきたいと思います。

 長野さんの本や武術に対する皆さんのご感想をお聞かせください。

 さて、今から、東京に出発します。

 明日、朝から、岩国基地問題、上関原発問題、地デジ問題で、各省庁と懇談を行うことになっているからです。

 明日以降のブログで懇談の内容は、報告していきたいと思います。

 鳩山退陣のホットな永田町の空気も感じてきたいと思います。

 

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