本日、総務政策委員会の県内視察が行われ、国体施設の建設現場を訪ねました。
まず、山口きらら博記念公園の水泳プールに行きました。
ここでは、国体の競泳・水泳・シンクロが行われます。
飛込は、広島市で開催されます。ですから、飛込関係の施設は、このプールには建設されませんでした。
そうは言っても総事業費が70億円という巨費が投じられる立派な施設です。現在70%の進捗でした。
1212席の固定席に国体のために788席の仮設席が設置されるとの説明でした。
70億円の中に、仮設席は入っておらず、今後、山口市が積算し、県も補助して設置されるとのことでした。
仮設席の設置コストがいくらか今日の時点では分かりませんでしたが、国体だけのために仮設席が必要なのでしょうか。
過去の国体のプールの観客席の設置個数はどれ程だったのか、県担当者に調査を依頼しました。
2階から水泳プールを見た様子です。
次に、維新百年記念公園陸上競技場を視察しました。
国体はこの施設で、開閉会式と陸上競技が行われます。
総事業費は、91億円です。内訳は、補助競技場が11億円、主競技場が80億円です。
これまでに補助競技場は完成し、主競技場が70%の進捗でした。
私も簡素な施設にと議会で指摘してきましたが、現場に立ってみて巨大な施設であることを痛感しました。
J1の試合が開催出来る施設だということも巨大になった要因のようです。
固定席は、15050、芝生席は4950、合計2万名の集客が可能な施設です。
開会式には、選手、監督、式典演者、ボランティア、観覧者等約3万2千人がこの施設に集うということです。
交通はどうすうのかと質問したら、県担当者は、「シャトルバスでの移動を考えている」との説明でした。
この施設の駐車場は固定155台、臨時111台しかないようです。周辺の駐車場入れても1000台程度しかスペースはありません。
この観覧席を埋めるような観客が来るような企画を行うときには、十分な交通対策を講じる必要があることを現場で感じました。
同時に、これほどの観客席が山口県に必要なのだろかとの疑問も持ちました。
グランド内からメインスタンドを見た様子です。
この二つの施設だけで、総事業費が、161億円です。
山口市に県立体育施設が集中しすぎているのではないか。
巨大な施設であり、県民の利用料が高くなるのではないか。
今後、これほどの観客席が必要な行事が誘致できるのか。
などなどの疑問を本日の視察で感じました。
簡素で効率的な山口国体にしていくための更なる努力の必要を痛感しました。
皆さんは、水泳プールや陸上競技場の新設についてどのようにお考えでしょうか。
ご意見をお聞かせください。
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