今回の一般質問で不登校対策を取り上げます。
その参考にしようと、宇部市内のフリースクールの一つである宇部フロンティア大学院内にある「フリースペース・フロンティア」の状況を西村先生からお聞きしました。
このフリースクールは、宇部フロンティア大学大学院付属臨床心理相談センターのプレイルームを主な会場で行われています。2004年に開所して5年目を迎えます。
これまでに一度でも参加した子どもたちは40名にのぼります。
子どもたちに接するスタッフの4つの視点があると聞きました。
①不登校、あるいはひきこもりに関して、それは、主体的な選択行動であること。
②学校に行かない、ひきこもるということから様々な形で傷つけられてていることがあるが、決して否定的な自己像をつくらせないようにすること。
③社会のシステムに依存しない生き方があっていいということに確信をもつこと。
④こころの躍動を促すこと。
西村先生は、「子どもたちに『この自分でいいんだという気持ち』を持たせることが大切」と話されました。
このフリースクールに来た40名の内、24名が、社会や学校に巣立つことが出来ているそうです。
西村先生は、「子どもたちに『そういう自分も素敵だと思う』という気持ちを持たせることが大切」とも話されました。
西村先生の言葉は、不登校の子どもたちのみならず、全ての人にとって大切なことだと思いました。
それぞれの場で自己実現できる社会をつくっていくことが、不登校になった子どもたちにとっても必要なのですね。
私は、大学で社会福祉を学んできましたが、久し振りに、その頃に新鮮な気持ちが蘇ったようです。
西村先生ありがとうございました。先生のお話を行政に反映していきたいと思います。
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