議員日誌

レッドクリフⅡ

 レッドクリフⅡを観ました。

 後漢の宰相曹操が80万の軍勢を率いて迫るのを、呉の孫権と蜀の劉備の連合軍がわずか5万で立ち向かいます。

 「製作費100億円!ハリウッドを凌駕するスケール」と映画のパンフレットにありましたが、「赤壁の戦い」を壮絶に描き出しています。

 ジョン・ウー監督は、戦いを描くだけではなく、友情を描いています。

 孫権の妹、尚香と曹操軍の孫叔材との友情です。呉軍の尚香は、男装して曹操軍に潜入します。そこで、孫叔材と出会います。

 純粋な孫に尚香は友情を芽生えさせます。しかし、敵味方。ついに決戦となり、孫の最期を尚香が看取ります。

 このエピソードは、ジョン・ウー監督のメッセージでしょう。

 もう一つジョン・ウー監督が訴えたかったのは愛と平和です。

 周瑜の妻、小喬が、単身、曹操の元へ乗り込み、戦争をやめるよう命がけの嘆願を行います。

 4月19日号の赤旗日曜版には、小喬を演じたリン・チーリンさんのインタビューが掲載されています。

 「監督は小喬という人物を通して、愛と平和のメッセージを伝えたいと考えたのだと思います」

 「はじめ、小喬の愛は家庭的なものでした。しかし戦争の悲惨さを目の当たりにして、社会に対する大きな愛へと発展してゆきます」

 とリン・チーリンさんは、インタビューに応えています。

 命を産み育てる女性は、平和を求める願いが深いのだと思いました。

 12日に、私は、岩国に行けなかったけれど、「愛宕山を米軍住宅にするな」と集まった2000人の方が最後に掲げた泣いた赤ちゃんのマークが連なった写真を新聞で観ました。

 私の車にもこの泣いた赤ちゃんのシールが貼ってあります。

 「赤壁の戦い」は、208年に起きました。それから、1800年たった今も世界で戦は絶えません。

 戦の度に女性は、平和を求め続けてきました。

 戦を起こすのも人間ですが、止めるのも人間です。

 戦を止める想いは、命を大切にする想いです。

 今こそ小喬の想いに学び、世界から岩国から戦の火種を消していくときではないでしょうか。

 少なくともこれ以上戦の砦、基地を岩国で広げないことは当然です。

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私の車には、泣いた赤ちゃんのマークがあります。

 

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