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マツダ防府工場派遣社員500人削減へ

 日本共産党山口県委員会は、今月10日に、山口労働局に対して、マツダ防府工場で人員削減が安易に行われないよう求める要望書を提出しました。この時、労働局の担当者は、「現在、情報を収集している。情報が入ったら伝える」と私に約束してくれました。

 その約束が守られ、19日の昼、私の所に、山口労働局の担当者から電話が入りました。「昨日、マツダ本社から、山口労働局に連絡が入った。12月26日付で、派遣社員約500人を雇い止めしたいという内容だった」ということでした。私は、お礼を言って電話を切りました。

 私は、この情報をただちに山口県の担当者に伝えました。今朝の山口新聞では、山口労働局は、今月中を目標に対策本部を立ち上げる意向とのことですが、県内では、下関の三井の400人に続いて、防府のマツダの500人です。山口県としてもこれらの問題に対応する本部の立ち上げが必要です。私は、今後この事を強く求めていきたいと思います。

 さて、日本共産党は、今月11日に、「景気悪化から国民生活を守る緊急経済提言」を発表しました。提言の中で、国に、こう求めています。「『労働者の職業を安定させるための事業主の努力を助長するよう努める』(雇用対策法第1条)ことは国の責務です。財界にも、個別企業にも、派遣社員や期間社員の解雇をやめるよう行政指導をすることをはじめ、強力な指導、監督をおこない、国の責任を果たすべきです。」

 この立場が、山口労働局と山口県に求められています。

 その上で、提言が言うように①失業した労働者の生活と再就職への支援をおこなう②下請け企業などへの対策の強化が求められていると思います。

 マツダ防府工場は、県内で最大級の事業所です。山口県経済に及ぼす影響は大きいだけに、国・県・地元防府市が連携を取って対策を取っていくことが重要だと思います。

星野哲郎記念館とみかん狩り

 今日は、西宇部小学校PTA主催のバス旅行で周防大島に行きました。

 まず、行ったのは、星野哲郎記念館。山口県が生んだ偉人の一人である星野哲郎さんの記念館。一度は行こうと思っていました。星野哲郎さんは、4000曲をこえる歌謡曲の作詞をされました。私が、感動したのは、その原点が、20代前半の闘病生活にあったというエピソードです。記念館で買った佐藤健著「わたしの生き方星野哲郎」によると、星野さんは、高等商船学校を卒業し、漁業会社に就職しますが、結核性の腎臓病を患います。病床での楽しみは、詩や小説を投稿することだった星野青年。偶然応募した「コロムビアレコード全国府県対抗歌謡コンクール課題歌詞募集」で入選したことがきっかけで作詞家・星野哲郎が誕生したそうです。星野さんの歌詞は、「援歌」と呼ばれていますが、星野さんの詞は、若い時の苦悩を乗り越えたものだから、多くの人を励ますのでしょう。また、星野さんの詞には、海の詞が多いですが、実体験に基づいているから説得力があるのだということがよく分かりました。

 もう一つ感動したのは、「風雪ながれ旅」誕生秘話です。星野さんが、心筋梗塞で入院している時に、友人が「高橋竹山」の自伝を持ってきた。星野さんは、その本を読んで感動してこの詞が出来たそうです。私は、高橋竹山のCDを聞き自伝を読んでいます。私の川柳の駄作に「竹山の三味が津軽を旅させる」というのがありますが、私は高橋竹山を敬愛してきましたが、「風雪ながれ旅」のモデルとは知りませんでした。

 「風雪ながれ旅」は好きでカラオケで何度も歌う曲の一つです。特に、「三味が折れたら、両手で叩け バチが無ければ 櫛でひけ」の詞にはインパクトがあると思っていたのですが、竹山がモデルと知ると余計にこの歌詞に力を強く感じます。今日は、星野哲郎記念館に行くことができてとてもいい一日でした。

 サザンセトで昼食を取って、道の駅に寄って帰る予定でしたが、急きょみかん狩りにと話がまとまり直行しました。平日でしたので、貸し切り状況でのみかん狩りでした。みかんを沢山食べて、子どもたちにお土産も買いました。

 PTA会長として今年度の大きな行事がほぼ終わりました。楽しい旅行となりほっとしています。

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星野哲郎記念館にある星野さん等身大のレリーフ

 

発砲事件

 今日は、終日、12月議会に向けての日本共産党山口県地方議員会議が山口市であり、参加していました。私は、会議の司会をしていました。午後に、マナーモードにしていた私の携帯が震えます。学校からです。会議終了直後、直ちに教頭先生に電話しましたところ、「見初校区で発砲事件があった。」とのことでした。今日のスポーツ少年団の練習などは全て中止し、外で遊ばないよう子ども会を通じて各家庭に連絡を取っているということでした。 一人の親として、事件の早期解決を強く望みます。

 さて、子どもを取り巻く状況に関して、本日の毎日新聞に、興味深い記事が掲載されていました。それは、07年に国連児童基金(ユニセフ)が発表した、経済協力開発機構(OECD)加盟国を対象に実施した子どもの「幸福度」に関する調査結果です。

 「自分は孤独だと感じるか」という質問に「はい」と答えた割合は、日本が29・8%で回答のあった24カ国中トップだったそうです。2位がアイスランドの10・3%ですから、日本の数は突出しています。「自分は不器用だと思う」と答えた割合も日本が18・1%と最も多かったそうです。このデータをシンポジウムで発表したオランダ在住の教育研究家のリヒルズ直子さんは、「学力に偏重した改革ではなく、人間としての総合的な発達を目指してほしい」と話されたと報道されていますが、私も全く同感です。

 子どもが自己肯定感を持てず、孤独感を感じる社会の実情は、犯罪が増加している社会の実情と共通するものがあるように思えてなりません。

 競争社会が激化している状況がこれらの問題を増大させている思います。

 一人一人が幸福を実現できる社会を作っていくことが、子どもたちの発達にとって不可欠だと思います。このような社会を作ることが、犯罪を防止して行く上でも重要だと思います。

 私は一人の親として、一人の小学校のPTA会長として、一人一人の幸福が実現できる社会を強く望みます。

資格証明書の交付に際しての留意点について

 先月30日、国は、「資格証明書の発行に関する調査」の結果を発表しました。この調査では、はじめて、資格証明書発行世帯のうち中学生以下の子どもが何人いるのかも明らかにされました。

 国は、この調査と一緒に、「被保険者資格証明書の交付に際しての留意点について」とする課長通知を都道府県の担当者に送付しました。この文書の中で、特に、「子どものいる滞納世帯に対する資格証明書の交付に際しての留意点」を明らかにしています。この点では、「緊急的な対応としての短期被保険者証の発行」として、「子どもが医療を受ける必要が生じ」た場合、「速やかな短期被保険者証の交付に努めること。」と述べています。

 今回の厚生労働省課長通達を活用して、子どもいる世帯に保険証が交付されることを強く望みます。

 しかし、市町の国保事業者が子どものいる世帯に保険証を渡すうえで、財政上のネックがあることが、岡本宇部市議と一緒に県担当者から説明を聞き分かりました。

 それは、市町村の国保財政の中に、「資格証明書の交付を適正に実施しているか」で加減される交付金があるからです。市町村国保の歳入の50%が保険料です。国庫負担金が34%。県の調整交付金が7%。国の調整交付金が9%となっています。この調整交付金に、普通調整交付金と、特別調整交付金があります。この特別調整交付金には、交付要件が10あります。主には、災害などが発生した場合ですが、10項目目に、「その他特別な事情がある場合」があります。この特別な事情がある場合の交付基準の中に、「経営姿勢が良好」である場合があります。この経営姿勢が良好かどうかを評価する項目の一つに「資格証明書の交付を適正に実施しているか」があります。山口県は、県内の保険者の内、おむむね3分の1の団体をこれら項目で評価し、国に推薦し、国が県からの推薦を元に、調整交付金を決定します。

 市町の国保事業者が、国の通知を生かし子どものいる世帯に保険証を発行しようと思っても、国保歳入の一つである国の調整交付金の算定根拠の一つとして、「資格証明書は発行しなさい」という項目が残されたままだと、この項目が保険証発行を抑制させる要因になっているのです。

 現在の調整交付金に関する基準は、平成19年度分として国が示したものです。平成20年度の基準は、来月早々に出される見通しです。市町の国保事業者が、すっきりと子どものいる世帯に保険証を交付できる環境を整備する必要があります。このための「国の基準の見直し」を県が市町とともに国に意見をあげることが求められています。

鍋の季節ですね。

 昨晩から少し喉がイガイガしてきました。今朝起きて症状が更に悪くなっていましたが、熱がなかったので、早朝宣伝から今日の一日が始まりました。

 風邪が流行っているようです。皆さんの体調はいかがですか。

 夕方は、私は、長男の剣道の当番に行く予定でしたが、体調を考えて妻に代わってもらい、私が、次男・三男・長女と食事をしました。メニューは、鍋です。

 長男と二男が昨日は、冒険学校で佐合島に行きまして、水菜を貰ってきました。水菜をメインに後は我が家にあるもので、うどんも入れて水炊きにしました。

 あっと言う間に鍋は二度も空になり、妻と長男のために、3回目の仕込みを行っているところです。

 今、妻と長男が帰ってきましたので、3回目の鍋が始まります。

 佐合島産の水菜の水炊きとデューク体操で、体調を整えたいと思います。

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 長女には不評でしたが、私には最高の水菜でした。

 そうそう、先日読んだ、笹本稜平の「時の渚」はとっても面白かったです。最後までハラハラドキドキ。どんでん返しの繰り返し。涙の滲むところもあり、読書の醍醐味を満喫する作品でした。

 今は、彼の第二作「天空の回廊」を読んでいます。舞台は一転してエベレスト。この物語も最初から引き込まれます。

 今日は、早めに床に入り「天空の回廊」を読みながら休みたいと思います。

 

 

財政再建法は自治体を再建するか

 今日は、フル稼働でした。午前中は、山口県商工団体連合会婦人部協議会第34回定期総会に来賓として参加しあいさつをしました。アメリカ発金融危機による深刻な不況は、県内の中小企業を直撃しています。民主商工会の会員さんの中でも遂に自殺者が生まれたことが、大村会長から報告されました。厳しい状況ですが、潰されてたまるかというおかみさんたちのエネルギーに満ちた集いでした。私は、子どもたちに国民保険証を取り戻す運動の先頭に、民商婦人部があると激励しました。そして、県内で、690人の子どもたちに保険証が届いていない状況を改善するために頑張りましょうと訴えました。

 午後は、山口県地方自治研究所主催の自治体セミナーに参加しました。「財政健全化法は自治体を再建するか」と題して立命館大学の平岡和久教授の講演を聴きました。

 平岡教授は、冒頭、「自治体財政は、目的ではなく手段だ。」と話されました。平岡教授は、「地方財政の目的はあくまでも住民の命を守るものである。」「財政再建化法は、地方財政を『再建』することが目的となり、そこに、住民福祉の視点は少ない」と批判しました。そして、財政再建法の根本問題は、「各自治体の財政状況の背景にある社会経済的な歴史構造やこれまでの中央集権的な意思決定による影響を軽視し、画一的に横並び的な指標により財政を統制するもの」と語りました。

 県内では健全化判断比率は、全市町村が早期健全化基準を下回っているものの、公営企業の資金不足比率は、4特別会計が、経営健全化基準以上となっています。これら数字も健全化を自己目的とせず、住民にとってその数字がどうなのかの視点で分析していく必要を感じました。

 山口県は来年度の財源不足額を400億円と発表しました。山口県は、財政再建を優先させて、県民福祉を切り捨ててはならないと思います。

 平岡教授は、地方自治の危機を打開するためには、交付税を復元し、地方自治拡充が必要だと訴えました。最後に、「小さすぎる福祉国家」と「小さすぎる租税国家」から転換し、「持続可能な地域」の構築の必要性を訴えました。

 今日は、地方自治を大きな視点から捉えることが出来て有意義でした。

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  「財政再建法」について講演をする平岡教授