議員日誌

岩手・宮城内陸型地震の教訓を山口県で。

 いよいよ明日から6月県議会が始まります。私は、党県議団で、最初の発言になります。今週中に原稿を仕上げなければならず、今朝から原稿書きを始めました。 今の時点で、10分の1程度は書いたことになるでしょうか。

 四川大地震に続いて、国内で宮城・岩手内陸地震が発生しました。山口県としても、この地震の教訓を汲みつくすことが重要です。

 中国新聞には、名古屋大学の鈴木教授の論評が掲載されていました。鈴木教授は、今回の岩手・宮城内陸地震は、「北上低地西縁断層帯」と呼ばれる活断層の一部もしくは、その延長部分が起こした可能性があるとしています。

 これまで、公表されていた地震の長期予測によれば、「この断層帯ではマグネチュード7.8の地震が起こり、その確率は今後30年間にはほぼゼロ」とされていたと鈴木教授は語ります。

 山口県地震防災対策推進検討委員会は、この程、「山口県地震被害想定調査報告書」を発表しました。この報告書は、今後30年以内に50%~70%の確立で地震が発生するとされている「東南海・南海地震」などだけではなく、県内の主な活断層、各市町で地震動が最大となる断層を抽出して、合計16断層の被害想定を行っています。

 山口県は、この貴重な報告書を受けて、今後の地震防災対策を強化していく必要があります。

 その上で、この報告書で被害想定が行われていない断層についても「いつ地震が起きるかわからない」視点で、情報収集等目配せを行っていく必要があることを今度の地震は語っているのではないでしょうか。

 私は、来る6月議会で、まず、山口県の地震防災対策の強化について質問を行なうことになりそうです。

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