映画「クローズド・ノート」を観ました。今年観た映画の中では最高。わが人生で観た映画の中でも5本の指に入る映画ではないかと思います。私の映画の評価の基準。第一は、涙が出る。この映画は大いに泣ける映画です。第二は、途中でトイレに行きたくなる。わくわくする緊張感のあまり、私は、感動する映画ほど、途中で一度、トイレに行きたくなるのです。この映画もそうでした。
ストーリーも綺麗です。配役もそれぞれ引き立っていてすばらしかったです。特に、沢尻エリカ、竹内木結子が、この役にはこの人しかいないという感じでした。
恋愛ドラマと言ってしまえばそうなるのですが、しっかりと人間どう生きるかがテーマに据えられている映画です。最後に、明るさも示し、観た後、爽やかな気持ちにさせてくれる映画です。宇部市ではシネマスクエア7で上映していますので、是非行ってみてください。
夜は、金八先生を観ました。私は、近藤真彦と同級生。金八第一期生の世代です。あれから約30年。私たちは、我が子が中学生になる世代になりました。昨日も、学校の選択制の中で教育はどうあるべきかがテーマでした。
ドラマの中で、「イラクでは1年間に2万7千人に人が戦争で死んでいる。日本では、1年間で、3万2千人の人が自殺している。この国は、戦場よりも厳しい世界なのだ」と金八先生が語るシーンがありました。
また、「なぜ生きるのかわからないと人間は生きていけない」と金八先生が語っていました。
なぜ生きるのか模索している社会の中で、競争を激化させる教育を進めることが、得策でしょうか。現状を悪化させるだけではないでしょうか。
冒頭紹介した映画も竹内演じる伊吹は小学校の教師です。不登校の子どもに何度も働きかけます。右手で左胸をたたき「生きる力を信じよう」と自分に言い聞かせるシーンが印象的でした。
どの子にもある「生きる力を信じ、生きる力を伸ばす」のが教育ではないでしょうか。
昨日は、教育とは何か、生きるとは何かを考えた一日でした。
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