議員日誌

健康福祉部の審議と採択が行われました

 昨日は、厚生委員会二日目、健康福祉部の審議が行われました。

 消えた年金問題では、国から県に、「年金記録問題の解決に向けた取り組み」の要請が来ていることが明らかになりました。県は、市町に対して相談窓口の開設や国への取次ぎなどのお願いを行っています。今後は、健康福祉部厚政課が県の窓口になって、市町の相談窓口の開設状況などを把握して行くことが明らかにされました。また、県としても寄せられた相談を国へ取次いでいく意向であることも明らかにされました。

 委員会の最後に、「消えた年金」問題の抜本的解決と最低保障年金制度の実現を求める意見書の提出についてという全国年金者組合山口県本部提出の請願の採択が行われました。私は、「県民の苦難を取り除いていく立場で、与党とか野党とかの枠組みを越えて本請願を採択すべき」と発言しました。自民党議員は、「国のこの問題での解決状況を見守ることが今、重要なので、本請願は採択すべきではない」と発言しました。採択の結果、本請願は、私と民主党議員は賛成しましたが、自民・公明の議員が反対し、反対多数で否決されました。

 その他、母子家庭の医療費助成を父子に拡大していく問題では、父子に拡大をしていない県が、全国で12県しかないことが明らかになりました。今村部長も「男女共同参画の立場からすれば、父子を含めるのが望ましい」と答弁しました。その上で、厚政課長は、「市町と福祉医療制度全般のあり方について協議している。その中で、この問題も協議していきたい。」と答えました。

 また、今年度から県立福祉施設の給食が民間委託化された問題も審議しました。育成学校とこのみ園の入札で、業者を指名したにも関わらず、10社中、育成学校で、6社が、このみ園で5社が辞退していることが分かりました。私は、このような入札で競争性は担保されたと考えるのかと質しました。これに、大窪審議監は、「初めての入札で、不慣れな点があったことは否めない。今後、この問題はしっかり検証したい。」と答えました。

 改選後、はじめての委員会が終了し、少しほっとしています。しかし、金曜日までが議会です。しっかり任を果たしていきたいと思います。

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