桑田佳祐の五年ぶりのソロシングル「明日晴れるかな」を、移動の車の中で聴いています。
「在りし日の己を愛するために想い出は美しくあるのさ 遠い過去よりまだ見ぬ人生は 夢ひとつ叶えるためにある」
「奇跡のドアを開けるのは誰?微笑みよ もう一度だけ 君は気付くでしょうか?その鍵はもう 君の手のひらの上に」
歌とは未来を歌うものなのでしょうか。この詩は、少し、哲学的ではありますが、未来を歌う、歌おうとするものです。
このCD以来、少し、クワタを聴いています。私は、サザンオールスターズよりも、桑田佳祐としてのソロアルバムの中のクワタが好きです。「孤独の太陽」の「僕のお父さん」や「ROCK AND ROLL HERO」の「どん底ブルース」などのアコースティックな詩と曲が特に好きです。
また、「孤独の太陽」の「月」のクワタに叩かれ、「ROCK AND ROLL HERO」の「ROCK AND ROLL HERO」のクワタの詩とメロディーに心酔します。
クワタの戦争と貧困を憂う詩とメロディーに共感するところ大です。
そして、「紙プロレス」ならぬ「紙クワタ」本が出ました。集英社新書 中山康樹著「クワタを聴け!」です。デビューから今年の一月までクワタが発表した350曲を1ページづつ山中氏が忌憚なく論評しています。私は、中山氏の論評に、納得したり、がっかりしたりしながら読んでいます。クワタが二度楽しめて面白い本です。
サザンオールスターズは、1978年にデビューしています。来年で、30周年になります。私が、中学生のころデビューしたことになります。私は、「ザ・ベストテン」で初めてサザンの「勝手にシンドバット」を聴いて度肝を抜かれました。私が、高校生から大学生の頃「ふぞろいの林檎たち」というドラマシリーズが大ヒットしました。ドラマは、若者が手に持った林檎を上に投げる映像で始まります。そのバックに流れていた「いとしのエリー」は忘れることができません。このドラマシリーズでは、クワタの曲が随所に流れていました。シリーズ後半で、前述した「月」が、まさにドラマッチックな場面のバックで流れていたのが印象的でした。
サザンは、私の青春の伴走者です。青春とはいえない年になった今も、サザンは、私の伴走者でした。これって凄いことですよね。その事に気付き、今年は、クワタを少し深めてみようと思っています。
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