今日は、朝方、実家に帰り、トラクターで畑を耕し、その後、草刈りを1時間しました。草を刈ったのは、小野の来見という所です。吉部荒滝とは川を挟んで接しています。二つの集落の間には、沈下橋が掛っています。この橋は、祖父が元気な頃に完成したといいますので、50年も前のものでしょう。我が家では、数年前までは、橋を渡って来見側にある田も耕作していましたが、今日行ってみると、すでに木が生え始めていました。耕作放棄地の凄まじさを実感しました。母から草刈りを頼まれたのは、それから、来見集落への道です。私が子どもの頃、父は、その道の途中に、栗を植え、その先でお茶を栽培していました。しかし、この道も今日行ってびっくり、竹が繁茂して道を覆いつくそうとしていました。父も少しは管理をしていたのでしょう。枯れた竹が、道の脇に積んである所などもありましたが、私が子どもの頃より道が既に狭くなっていました。昔の山すそから1メートル程度は、既に竹林となり、その先に生えている若竹や竹の子を草と一緒に刈って道を確保するような状況です。1時間で、30メートル程度は刈ったでしょうか。今度は、来月にでも来て続きを刈りましょうか。
荒滝も来見も過疎化・高齢化しています。私が久しぶりに帰って今日、わずかの地域道を確保しましたが、大変な勢いで国土が荒廃していることを実感しました。
一部の選ばれた農家だけに、次代の農業を担わせる政策では、この国の農村の崩壊は防げないと思いました。普通に、中山間地域で、暮らしていける政策が重要です。人が、住まなくなり、人が、山に入らなくなると、国土の荒廃は急速に進行します。
山口県では、中山間地域振興条例の制定を契機に、一定の政策の具体化が進められています。私は、県が、わが古里・吉部を含む地域で具体化しようとしている「中山間地域集落ネットワーク形成支援事業」について6月議会で質問したいと思っています。
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