沖縄タイムズの5日(土)に「日米同盟と沖縄(普天間返還の行方)」との特集があります。
この日は、沖縄の自民党県連の動きが報道されています。
具体的には、8月26日、沖縄自民党県連の照屋幹事長、座喜味政調会長、桑江幹事長代理が、岩国市内で、武田正行岩国市議会議長と桑原俊幸岩国市議に会っていたというものです。
沖縄の自民党県連幹部は、「米軍普天間飛行場の県外移設に向け、名護市辺野古ではない『プランB』を県外に模索するのが目的」で岩国市を訪問したと報道されています。
岩国市議会の桑原氏は、「普天間が、もし辺野古に移設されるとしても時間がかかるでしょう。その間、国がきちんと地域振興策をしてくれるなら、漸定的に岩国で引き受ける覚悟もあります」と発言したと報道されています。
報道は、「岩国市議が自ら普天間飛行場の機能受け入れに手を上げれば、世論の厳しい批判にさられされるのは必至だ。」とあります。
米軍岩国基地は、7000億円もの血税で沖合に1.4倍拡張されました。2017年までに空母艦載機部隊59機が移駐したら、120機の戦闘機が常駐する極東最大の米軍基地になろうとしています。
その上、普天間基地からの空中給油機12機の移転も計画され、自衛隊機17機の厚木移転がなくなり、岩国に残留する見込みです。
更に、沖縄負担軽減の名で、オスプレイの展開拠点としての役割も強まろうとしています。
宜野湾市のHpにより、普天間飛行場に配備されている戦闘機を紹介すると、ヘリコプターが56機、固定翼機15機となっています。
ヘリコプター56機の内、CH46E24機は、オスプレイへの機種変更が完了しています。
固定翼機15機の内、12機は、岩国基地に移設予定の空中給油機です。
つまり、普天間基地の機能が漸定的であっても移設することになると、オスプレイ24機を含む71機の戦闘機が岩国基地に配備されることになります。
そうなると、岩国基地は、190機を超える戦闘機を抱える基地に変貌します。
岩国基地をオスプレイ24機と、空母艦載機部隊が常駐する極東最大の基地にしようとすることに対して、報道にあった事実を関係者は明らかにする必要があるのではないでしょうか。
名前が明らかになった岩国市議及び自民党山口県連は、報道の内容につい市民・県民に説明する責任があるのではないでしょうか。
荒唐無稽な普天間の岩国移駐について皆さんはどのようにお考えですか。
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