9日、NHKテレビ「クローズアップ現代」で校則問題を特集していました。
私は、6月県議会で校則の問題を質問したのでとても興味深く番組を視聴しました。
番組の中でいくつかの驚きがありました。
第一は、「校則などで不登校」が年間5000人超だということです。番組のホームページにこう書かれてあります。
「文部科学省の調査では、校則といった『学校の決まりなどをめぐる問題など』が、何んらかの理由となって不登校になった子どもたちは、2019年度は小学生で1279人、中学生で3153人、高校生は1140人と、併せて5572人に上ります。」
県内でも何人かの児童生徒が校則など学校の決まりをめぐる問題で不登校になっていると思われます。
本末転倒とはこのことを言うのでしょう。人権を侵害する恐れのある校則はやはり見直すべきです。
第二は、都道府県の教育委員会への調査で山口県が「校則を見直した」県になっていたことです。ホームページにこうあります。
「NHKが全国の都道府県の教育委員会に、管轄する公立高校についてアンケート調査をしたところ、教育委員会として『校則を見直した』『見直す予定』は合わせて19と4割を占めました。」
番組で放映された都道府県の地図で、オレンジが校則を見直した自治体を示していました。何と山口県はオレンジでした。
私の県議会での質問に、西村副教育長は、校則を見直す視点について「県教委としても整理しているところ」と答えました。
6月県議会での県教委の答弁では、山口県は校則について「見直す予定」に分類されると私は認識していました。
県教委は、NHKのアンケートに校則を見直したと答えました。
県教委は、県立高校の校則をどう見直したのか説明を求めたいと思います。
番組の中で、生徒自ら考え校則の在り方を見直す作業を行っているいくつかの学校が紹介されていました。
校則の見直しは、自主的な生徒像に変わるチャンスなんだとこの番組を見て感じました。
児童生徒の人権が尊重され、自由が保障される校則になるように、児童生徒の意見を取り入れながら、県内の校則が変わっていくことを大いに期待したいと思います。
私は、今後とも、校則について必要な発言を続けていきたいと思います。
校則問題を特集したNHK「クローズアップ現代」を視聴された皆さん、感想やご意見をお聞かせ下さい。
また、校則そのものに対するご意見を引き続き、藤本にお伝えください。
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