7月1日に行った一般質問の報告を続けます。
今日は、イージス・アショア問題に関して報告します。
私は、6月25日の河野防衛大臣のイージス・アショア配備断念を受けての県の見解と国による地元説明会の開催の見通しについて質しました。
内海総務部長は「県としては、これまで、イージス・アショアに関し、大変苦慮しながら対応してきた地元に対し、丁寧に説明していただくよう、引き続き国に求めてまいりたいと考えており、また、地元説明会の開催は、地元の意向を踏まえ、国において適切に判断されるものと認識している」と答えました。
私は、「ミサイル防衛」の限界を口実に「敵基地攻撃能力」保有の動きが強まっていることに対する知事の見解を質しました。
村岡知事は、「6月24日に開催された国家安全保障会議の議論を経て、陸上自衛隊むつみ演習場へのイージス・アショア配備計画を撤回し、今後、新たなミサイル防衛体制の検討を進めるとされています。お尋ねの敵基地攻撃能力の保有については、その検討項目の一つとして報じられていますが、いずれにしても、国の専管事項である防衛政策に関する事項であり、国において、憲法9条との関係も含め、十分に論議されるべきものと考えています。」と答えました。
私は、村岡知事らが昨年10月18日に、ハワイ・カウワイ島米軍太平洋ミサイル実験施設を視察した今日的意義について質しました。
村岡知事は、米軍から「ブースターが落下するのにコントロールできる」と説明されたと後の記者会見で述べています。
村岡知事の米軍ミサイル実験施設視察について、内海総務部長は「ハワイの試験視察の際、米国の担当者より、イージス・アショアのミサイルについて、ブースターの落下位置をコントロールすることは可能との説明を受けたところでございますが、米国担当者、他のイージス・アショア事例から、日本における配備予定の事例につきまして、一般的な見解を述べられたものと受け止められております。国の精査によりまして、配備は断念とされましたけれども、当時の状況におきましては、イージス・アショア配備の理解を深めるため、ハワイの実験視察につきましては、必要なものであったと考えております。」と答えました。
私は、村岡知事と花田阿武町長との違いについて質しました。
私は、村岡知事が、河野大臣のプロセス停止の発言まで、配備の可否判断を行わなかった理由を質しました。
内海部長は「県としましては、国の責任と役割に属する防衛政策を尊重する一方、県民の安心・安全を守る観点から、言うべきことは言うとの姿勢で国に対応してまいりました。配備断念より前の時点におきましては、国による説明の途中段階でもありますことから、県としましては、国に対して地元の不安や懸念が払しょくされるよう、地域住民の立場に立った詳細で分かりやすい説明を、国に繰り返し求めてきたところでございます。」と答えました。
明日以降も、私の一般質問の報告を続けていきます。
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