本日、安保条約廃棄宇部地区実行委員会主催で「安保改定50年・沖縄戦終結65年 宇部6・23集会」が宇部市役所前で行われ約30名の市民が集いました。
浅野会長のあいさつに続いて各団体の代表がマイクを握り、リレートークを行いました。
私の集会で行った発言の内容は以下の通りです。
5月29日に、2500億円の巨費を投じた岩国基地の新滑走路の運用が開始されました。岩国基地は、期を一にして傍若無人な使われ方をしています。
第一は、旧滑走路の使用問題です。SH60ヘリの旧滑走路でホバーチェックを行っていたことが分かりました。新滑走路には、ヘリポートがあるわけです。旧滑走路は閉鎖するという米軍の説明とは違う対応をしています。私は、昨日の総務政策委員会で、県は米軍がなぜ旧滑走路を使用したのか改めて国に照会することを明らかにしました。
第二は、編隊離陸についてです。岩国日米協議会の確認事項の中に、「北側(工場側)へ向かっての2機以上の編隊離陸は行わない」とあります。
しかし、米軍は、新滑走路運用と同時に、編隊離陸を強行したいと言ってきました。防衛省は、編隊離陸しても飛行回数が減るので騒音は少なくなると説明し、県と市で協議をして「やむを得ない」と認め、実質的にこの点は、岩国日米協議会の確認事項から削除されました。
第三は、市街地上空の飛行高度規制の問題です。3月17日CH46輸送ヘリ4機が、低空飛行を行っていたことが明らかになりました。岩国日米協議会の確認事項では、「市街地上空の飛行高度は4000フィートに変更」とされています。県は、市と一緒に、岩国日米協議会の確認事項違反に対して、岩国基地に抗議しましたが、米軍の説明は、再発防止を約束するものではありませんでした。
第四に、滑走路運用時間の問題です。岩国日米協議会での確認事項の中に「滑走路運用時間(6:30~23:00)外の場合は、市に通報する」となっています。しかし、岩国基地では、3月2日、4月3日、4日、12日、16日に、事前通告なしの時間外運用が行われました。
県は、この問題でも岩国市と一緒に、基地に抗議に行きましたが、これもまた、米軍は、事前通告を約束しませんでした。
新滑走路の運用開始と同時に、米軍のいままで以上の傍若無人な基地の使用実態が明らかになってきています。その上、厚木基地から空母艦載機部隊の移設が行われたら、岩国基地周辺の環境悪化は深刻です。その上、愛宕山に米軍住宅が出来る。こうならないよう力を尽くしましょう。
菅総理は、本日、沖縄県入りしています。何をどう説明するのでしょうか。
沖縄に連帯して、岩国に連帯して、安保廃棄・基地撤去を展望して粘り強く宇部市での運動を続けていこうと思います。
安保改定50年 宇部6.23集会の参加者
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