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県議会文教警察委員会(警察本部)の審議で、働きやすい職場づくりの問題を質す

 10月3日、文教警察委員会が行われ、警察本部の審議が行われました。

 まず、ビッグモーターの店舗前で街路樹が相次いで枯れていることを受けた対応についてです。

 9月13日、国土交通省は、宇部店前の街路樹の土壌から除草剤の成分が検出されたと発表しました。

 国土交通省は、地元の警察署に被害届を出したとの報道がありました。

 9月27日、山口県警は、器物破損の疑いで、ビッグモーター宇部店の家宅捜索を行ったとの報道がありました。

 国道190号線沿いのビッグモーター宇部店には、ハクチョウゲという低木が52本植えられていたが、2021年11月から今年3月までの間、いずれも枯れるか伐採されるなどしていた、との報道がありました。

 私は、捜査の内容について質しました。

 松原捜査第一課長は「捜査中であるため答弁は差し控える」と答えました。

 2019年度の警察官の応募者は402人でした。今年度の応募者数は231人と、4割以上減少しています。

 私は、「警察官の応募者が減少していることをどう認識しているか」と質しました。

 末永警務課長は「今年度の応募者数は、大卒程度採用試験の年2回実施を再開した平成20年以降の結果では、警察官(A)(2回目)、警察官(B)ともに最も少ない応募者数となった。」と答えました。

 警察官の応募者増に向けて、警察学校のオープンキャンパスや、若手警察官をリクルーターとして任命する取組が行われています。

 私は、「これら取組の成果について」質しました。

 末永警務課長は「警察学校のオープンキャンパスは7月31日に行われ、約50名が参加した。リクルーターは若手警察官129人に任命し、約70件の問い合わせがあった。それぞれ、成果があったものと考える」と答えました。

 次に男女の賃金格差についてです。

 男女の賃金格差を公表する制度が出来て、この程、第一回目の数値が公表されました。

 県警本部における男性の給与に対する女性の給与の割合は、常勤職員で77.9%、非常勤職員で66.8%、全体75.4%でした。

 知事部局では、常勤職員の差異が91.4%、非常勤職員が76.3%、全体が79.2%でした。

 教育委員会では、常勤職員の差異が90.9%、非常勤職員が109.2%、全体が92.8%でした。

 県警は、男性の給与に占める女性の給与の割合が、常勤、非常勤、全体の全てで、知事部局、教育委員会よりも低いことが明らかになりました。

 私は、「県警において、男性の給与に対する女性の給与の割合が低い理由」を質しました。

 末永警務課長は「制度上男女の給与体系に差異はないが、警察官に占める女性の割合が低く、若い女性の割合が高いことによる差が生じていることが理由と考えられる」と答えました。

 次に、職員に占める女性の割合についてです。

 山口県警の職員における女性の割合は、警察官11.1%、一般職員54.9%、会計年度任用職員29.5%でした。

 鳥取県警は、警察官に占める女性の割合は、19%です。

 山口県警の採用した職員に占める女性の割合は、警察官で、24.4%、一般職員で82.4%、会計年度任用職員は78.6%でした。

 私は、「山口県警察官特定事業主行動計画では、令和8年度に、全警察官の女性比率を12%にするという目標だが、新規採用で女性を増やすべきではないか」と質しました。

 末永警務課長は「目標が達成できるように努力する」と答えました「。

 次に女性の幹部登用についてです。

 山口県警において、幹部に占める女性の割合は以下の通りです。

 警察官の警視で1.8%、警部で2.1%、警部補で4.7%。

 行政職員の主幹で20%、課長補佐で32.7%、係長で43.8%です。

 鳥取県では、警部4.6%、警部補5.6%です。

 私は、「女性幹部を増やすべきだ」と質しました。

 末永警務課長は「昇任試験に合格した能力のある人間を適材適所に登用するよう努めていく」と答えました。

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