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県CIO補佐官にLINEなどIT大手幹部を起用

私は、3月3日に行った一般質問で、デジタル化の取り組みを取り上げました。
 その中で、私は「国は、昨年12月『自治体DX推進計画』を示したが、外部専門人材を活用するCIO補佐官の確保など、国の補佐官の人選と報酬について」質しました。
 平屋総合政策部長は「人選と報酬は、現在、相手方と調整中であるため、お答えできる段階にない。」と答えました。
 昨日、県職員の人事異動の発表が行われ、その中で、特別職非常勤として3名のCIO補佐官の名前と現職が明らかにされました。
 CIO補佐官は以下の3名です。
 ◇砂金信一郎さん LINE株式会社執行役員
 ◇関治之さん 一般社団法人コード・フォージャパン代表理事
 ◇中井陽子さん 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員
 報酬は、日額4万円です。
 NHK山口放送局は、昨日、この問題を次のように報じました。
 「村岡知事は、デジタル技術に精通した専門家を政策の策定に参加させることで県内のデジタル化を加速させたい考えで、今後、オンライン会議などを通じて助言してもらう機会を設けることにしています。一方、LINEでは、利用者の個人情報などを中国からアクセスできる状況にしていたり、韓国で管理していたりした問題が明らかになり、社長が陳謝する事態になりました。これについて村岡知事は『LINEは多くの国民が使っているので、不安を与えることがないようにしないといけない』とした上で、執行役員を務める砂金氏の起用については『県としては人工知能の活用などで知見をもらうだけで、今回の問題とは切り離して考えたい』と述べました。」
 このタイミングでLINEの役員を県の特別職にすることに、問題はないのか疑問が残ります。
 また、国の「自治体DX計画」に基づき、多くの都道府県がデジタル技術に精通した専門家を各自治体のCIOやCIO補佐官にすることでしょう。
 その中で、山口県でCIO補佐官となった3名の方が、他の都道府県のCIOやCIO補佐官を兼務するということはないのか引き続き調査したいと思います。
 その上で、県がCIO補佐官の報酬を日額4万円としたことについて検証していきたいと思います。
 デジタルに特化した山口県の新年度、しっかり県民の立場から発言していきたいと思います。
 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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