私は、6月県議会で、「山口県においても、県管理の2級水系で、事前放流に向けて関係利水者と治水協定を締結し、事前放流を行える体制を整備すべき」と質問しました。
阿部土木建築部長は「二級水系については、1級水系を参考に、近年、甚大な浸水被害を受けるとともに貯水容量の大きなダムがある水系から、関係利水者等の理解を得ながら、事前放流の実施に向け、治水協定を締結していく考えです。」と答えました。
9月県議会の土木建築委員会の中で「二級水系における治水協定の締結について」という資料が配布されました。
資料は、「昨年の台風19号の甚大な被害を受け、既存ダムの有効貯水要領を洪水調節容量に最大限活用できるよう、国から『既存ダムの洪水調整機能の強化に向けた基本方針(R元.12.12)が示された」ことを経緯に、次の6つの水系で治水協定を締結する取り組みを行ったとするものです。
その後、治水協定が締結されたダム名について、昨日、土木建築部から回答があったので、水系と治水協定が締結されたダム名について報告します。
①錦川水系 菅野ダム(以前から治水協定あり)、生見川ダム(今回)
②末武川水系 末武川ダム(今回)
③富田川水系 川上ダム(今回)
④厚東川水系 厚東川ダム(今回)
⑤木屋川水系 木屋川ダム(今回)
⑥阿武川水系 阿武川ダム(今回)
厚東川水系治水協定は、今年8月31日に締結されました。
県土木建築部長と県企業局長と宇部市上下水道事業管理者と山陽小野田市水道事業管理者との間で治水協定が交わされました。
私は、この間、一貫して、2級水系ダムの事前放流の実施を求めてきました。
ようやく、2級水系ダムで事前放流のための治水協定が6水系、6ダムで締結されたことを率直に評価します。
今後、事前放流のための治水協定が締結されたダムで、適切な運用が開始されることを望みます。また、事前放流が2級水系の他のダムで実施できるように治水協定の締結が進むことを望みます。
県内の6つの2級水系、6ダムで事前放流のための治水協定が締結されました。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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