コロナ禍の中、子どもたちに少人数学級を求める声が高まっています。
今まで、本ブログで紹介していなかった動きを紹介します。
第一は、全国連合小学校長会の動きです。
全国連合小学校長会は、7月9日、「小学校教育の充実に関する文教施策並びに予算についての要望書」を国に提出しました。
要望書の第一は、「新型コロナウイルス感染症防止のための新しい生活様式に対応した諸条件の整備を講じられたい」です。
この項目の第一は次の内容です。
「児童・教職員の生命と安全を守るとともに、新しい生活様式に基づくこれからの学校教育を実現するために、義務教育標準法改正を図り、とりわけ教室における密の解消に向けて、少人数学級の実現に努められたい。」
全国連合小学校長会の国への要望の第一が、少人数学級の実現でした。
第二は、中央教育審議会初中級教育分科会・新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会が、8月20日に行われました。
この中で、中教審答申案作成に向けた中間まとめ骨子(案)が示されました。
骨子(案)の表題は「誰一人取り残すことのない『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~多様な子供たちの資質・能力を育成するための、個別最適な学びと、社会につながる共同的な学びの実現~」です。
骨子(案)は「身体的距離の確保にむけて教室等の実態に応じて少人数編成を可能とするなど新時代の教育環境に応じた指導体制や必要な施設・設備の整備を図る」と明記されました。
今後、特別部会や分科会での議論を経て今年度中に文科相に答申する予定です。
いよいよ、これから文科省が新年度予算編成に向けた概算要求を発表します。
来年度から標準法を改定し、少人数学級をスタートさせる好機です。
国民的運動を高めていきましょう。
少人数学級実現へ向けて皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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