今朝のしんぶん赤旗日刊紙は馬毛島の買収について次のように報じました。
「菅義偉官房長官は2日の記者会見で、在日米軍再編に伴う米空母艦載機の着艦訓練(FCLP)の移転先候補地となっている鹿児島県・馬毛島(西之表市)について、『地権者と11月29日に一定の合意に対し、売却額は約160憶円と報告を受けている』と述べ、政府の買い取り額を初めて公式に明らかにしました。」と報じました。
1日の朝日新聞は、「米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転先として、政府が西之表市の無人島、馬毛島を約160憶円で購入する方向で島の大半を所有する会社と合意したことをめぐり、同市の八板俊輔市長は、30日、訓練移転について『地元理解は得られていない』などとするコメントを発表した。八板氏は馬毛島について、現在も訓練移転の検討対象にとどまるという認識を示した上で『特異な自然環境や歴史・文化を持つ本市の貴重な財産』と指摘。市議会が今年2月、訓練移転を前提とする島の売買に反対する決議を可決したことにも触れ、『市は訓練以外の活用策の実現に取り組んでいる最中』としている。」と報じました。
1日、しんぶん赤旗日刊紙は、「馬毛島の米軍施設に反対する住民の会の清水副会長の次のコメントを掲載しています。
「防衛省は、当初鑑定額の3倍超の買収について、財政民主主義の観点からどう説明するのか。滑走路建設に伴うタストン社の違法開発の疑いもあります。主権者である地元が了解しない限り指一本ふれさせません。オール市民の運動にしていきます。」
昨夕、NHKは、「防衛省が馬毛島の買収で一定の合意に達したことは、山口県や、アメリカ軍岩国基地のある岩国市にも伝えられました。これについて村岡知事は、『恒久的な訓練施設の設置に向けた大きな前進だと受け止めていて、今後は地元の市や町と連携して、国に対し施設の早期整備に向けて要望していきたい』というコメントを発表しました。」と報じました。
防衛省は、西之表市の思いを十二分に受け止めるべきです。
FCLPは、岩国市でも全国どこでも住民に苦痛を与えるものです。
手放しで、今回の問題を歓迎できる状況ではないことは明らかではないでしょうか。
防衛省が、馬毛島を買収したと発表しました。皆さんは、この問題をどのようにお考えですか。
ご意見をお聞かせ下さい。
いよいよ明日、10時から一般質問で登壇する予定です。
傍聴が可能です。インターネット中継もされますので、多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。
引き続き、県政全般に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、ゆきとどいた教育をすすめる会と山口県私学助成をすすめる会が県議会に対して行った請願署名「子どもたちにゆきとどいた教育(30人学級の実現、私学助成の大幅増額、教育費の父母負担軽減、障害児教育の充実等)」の提出集会が行われました。
今年の請願署名数は28982筆です。
紹介議員は、民政会の戸倉多香子議員。日本共産党の木佐木議員と私。社民党・市民連合の中嶋議員、宮本議員。草の根の井原議員でした。
私は、紹介議員として以下の挨拶を行いました。
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教育署名提出集会にご参加の皆さん、ご苦労様です。4年ぶりに戻ってまいりました。日本共産党の藤本です。
私、この秋、4年ぶりに決算特別委員会に参加しました。資料の中に、「問題行動等の出現数と率」があります。
暴力行為の発生率は、前年度よりも小中高とも増加しています。
いじめの認知件数と認知率は、小中高とも数、率とも増加しています。
不登校児童生徒数と出現率は、小中高とも数、率ともに増加しています。
今ほど、子どもたちにゆきとどいた教育が求められているときはないと言っても過言ではありません。
私は、一番下の娘が中三で厚南中PTA副会長です。宇部市PTA連合会顧問です。次男は、私学でお世話になりました。今日の要望項目は、わが子の課題です。お父さん政治家として、全ての項目で請願が採択されるよう力を尽くす決意です。
・・・
請願項目は次の通りです。
1、教育予算を増額してください。
2、すべての学校で30人以下学級を実現してください。
3、複式学級の解消をさらにすすめてください。
4、県独自の予算編成による、教職員の加配をすすめてください。
5、臨時的教職員ではなく、正規・仙人の教職員を増やしてください。
6、教育の無償化にむけて、父母負担の軽減をすすめてください。
7、給食費の無償化をすすめてください。
8、私学の学費実質無償化を早期に実現してください。
9、私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を増額してください。
10、すべえの障害児に障害と発達に応じた生活と教育の場を拡充してください。
11、学校の耐震化、老朽化対策、トイレの様式化を早急に進めてください。
12、エアコン使用に係る光熱費を増額してください。
すべての請願項目が採択されるよう力を尽くす決意です。
教育問題を始め、引き続き、県政全般に対する様々な要望を藤本までお寄せ下さい。
サヘル・ローズさんの詩と安田菜津紀さんの写真がコラボした写真詩集「あなたと、わたし」を読みました。
サヘルさんは、イランに生まれ8歳で来日したという経歴ですが、テレビでご覧の通り、流ちょうな日本語です。
日本語で詩を書くことは大変なことだと思いますが、サヘルさんの人生が投影された一遍一遍が私の心を掴みます。
空爆で、廃墟となった瓦礫の下に埋まった状態で今の養母の方に助けられたという経験を持つサヘルさんでなければ書けないと思った詩がこれです。
「空も大地も可哀想。 誰かの損得で 国境ができた。 地球には傷跡が多い。 人間が作った落とし穴 落ちていくのはわたし達。」
安田さんの有刺鉄線の写真が添えられています。
この写真は、ポーランド・アウシュビッツ収容所のものでした。
この詩もいいですね。
「消したい過去を 溶かしたい現在を 見えない未来を 塗りつぶす すべてを 白紙に戻す 地球の消しゴム」
人類の愚かな歴史を地球は黙って受け止め続けてくれています。
地球の我慢も限界にしていることを、この秋、日本の私たちは相次ぐ台風災害で思い知らされました。
地球を痛めつければ、必ず、未来の私たちに悪影響がかえってきます。
安田さんの写真は、岩手県盛岡市の実がなる木です。
私は、先月から、SDGsのバッチを付けて活動しています。
SDGsの目標に「誰一人取り残さない」社会をつくることがあります。
誰かの損得で、これ以上、私たちや地球を傷つけない社会を作りたいと思います。
先ほど、一般質問の原稿の第一稿が完成しました。
今回の私の質問が、「誰一人取り残さない」山口県をつくる一助になればと思います。
サヘル・ローズさんをこれからも応援したいとこの本を読んで再認識しました。
安田菜津紀さんの写真とてもよかったです。安田さんにも注目していきたいと思います。
引き続き、県政全般に対する皆さんの要望をお聞かせ下さい。