議員日誌

映画「新聞記者」

 先日、映画「新聞記者」を観ました。

 原案は、望月衣塑子さんの「新聞記者」。原作は読んでいましたし、宇部市で望月さんの講演会を開いたこともあり、それ以来、望月さんを応援しています。

 本ブログでも引用しましたが、ジャーナリストの青木理さんは、しんぶん赤旗に、映画「新聞記者」についてこう書いています。

 「いわゆるウォーターゲート事件を題材とした『大統領の陰謀』(1976年)や『ペンタゴンペーパーズ』(2017年)といった米映画を見るたにに正直、うらやましいと感じていた。こうした作品に触れるだけで、メディアやジャーナリストの本来あるべき姿を人々がごく自然に学ぶ。しかも、良質なエンターティメントとして心から楽しみながら。それに比肩する映画がこの国に過去どれだけあったと考えれば、残念ながらほとんど存在しない。本作『新聞記者』は、その穴をわずかながらも埋める良作であろう。」

 私は、この間、DVDで「大統領の陰謀」を劇場で「ペンタゴンペーパーズ」「記者たち」を観ました。

 私は、この国で、映画「新聞記者」を製作した藤井道人監督を始め、スポンサーやスタッフの皆さんに敬意を表したいと思います。

 藤井監督には、現代社会に切り込む作品を今後も期待したいと思います。

 青木理さんは、「現政権下で警察官僚の権限が肥大化し、膨大な人員も駆使してかきあつめた公安警察情報がメディアや世論操作に悪用されているのではないか、という問題意識は私も共有する」と書いていますが、映画に描かれている「内閣情報調査室」の暗躍を描いたところが本作品の最大の功労だと思います。

 映画雑誌「シネ・フロント」編集部の浜田佳代子さんは、「参議院選挙を前にして、多くの有権者に見てほしい作品です。」と書いておられます。私が見た回も多くの方々が観に来られていました。興行ランキングも上位だと聞いています。

 映画の中で、内閣情報調査室の幹部が「長期政権の維持が任務」と発言しています。

 長期政権の弊害が顕著な今、一人でも多くの有権者の皆さんに観ていただきたい映画です。

 県内では、イオンシネマ防府で上映されています。

 是非、劇場で映画「新聞記者」をご覧ください。

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