議員日誌

陸上イージスは巡航ミサイル「トマホーク」の発射に利用可能

 昨日のしんぶん赤旗日刊紙は、「米軍事企業に貢ぐ安倍政権」と題して特集記事を掲載しました。

 この中で、「イージス・アショア」に関して次のように書いています。

 「北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するためという説明で安倍政権が導入を狙うイージス・アショアは、米朝対話の進展で口実を失っています。配備候補地の秋田、山口両県で反対運動が広がっています。山口県阿武町では16の自治会長らが『配備計画の撤回を求める請願』を提出し、町議会は18年9月30日に全会一致で請願を採択しました。花田憲彦町長も「『まちづくり』がぶち壊しになる」(同年10月21日付『赤旗』日曜版)と反対を表明しました。秋田市の穂積志市長は小野寺五典防衛相(当時)に対して『質問事項』(同年6月22日)を提出。『国際情勢の変化に応じて配備計画を見直すべきではないか』『中国やロシアは両国への包囲網構築の一環などと反発している』と主張しました。小野寺防衛相は『万全の備えをする』『中国やロシアを含め、周辺諸国に脅威を与えるものではありません』(同年7月19日『回答』)などと釈明に追われました。他方で防衛省はイージス・アショアが必要な理由として『(北朝鮮の)他にも我が国を射程に収めるミサイルが多数存在』することを強調します。中国やロシアとの軍事的対立を想定していることをほのめかすものです。ロシアのラブロフ外相は2月5日、イージス・アショアは『巡航ミサイル(トマホーク)の発射に利用可能』で恋檄にも転用できると指摘し、安倍政権の配備方針を批判しました。」

 イージス・アショアが巡航ミサイル発射に転用されれば、萩市のミサイルは、平壌を始め、中国内陸部へ到達します。

 秋田市のミサイルは、ウラジオストクを始め、ロシアや中国内陸部へ到達します。

 先日、TBS系の「報道特集」でイージス・アショアを特集していました。

 自衛隊の元幹部がインタビューに答え「イージス・アショアは、北朝鮮の飽和攻撃に対抗出来ない。」と明言していました。

 ある集会参加者が、「ミサイル基地建設は、中国の故事「矛盾」そのもの。」と発言していたことが印象に残りました。

 秋田と萩へのミサイル基地建設は、日本と諸外国との軍事的「矛盾」を深めるなにものでもありません。

 盾だけではなく矛になるミサイル基地の建設は行うべきではありません。

 日朝会談のように、多国間の問題は、話し合いで解決することが最良の道です。

 軍事的緊張を強化することは「矛盾」の深まりしか呼ばず、その先は「軍事的争い」=「戦争」への道です。

 私は、県議会議員選挙をたたかう候補者の一人として、「萩市へのミサイル基地建設は認められない」の立場で残り1カ月訴えぬいてまいりたいと思います。

 イージス・アショアに関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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