ノーベル医学賞を受賞した本庶佑さんは、京都市生まれ、宇部市育ちで神原小、神原中、宇部高を卒業して、京都大学医学部に入られました。
宇部市役所本庁舎には、「祝 ノーバル生理学・医学賞受賞 本庶佑さん」の横断幕が飾られています。
私の長男が宇部高で、本庶さんの後輩になります。少しの接点ですが、受賞の嬉しさが倍増します。
「私は、本庶さんのお父さんの講義を受けていた」と当時医学部に通っておられた方からお聞きしました。
「10年前から本庶さんはノーベル賞に一番近い人物と言われていた」と宇部高OBの方からお聞きしました。
やはり、本庶さんの地元の宇部市ですから、本庶さんの受賞を身近に感じておらる方が多いようです。
今日のしんぶん赤旗日刊紙の「主張」で本庶さんの医学賞受賞が取り上げられ、次のように書かれています。
「本庶氏は、記者会見で『生命科学に投資しない国は未来がない』とのべました。『もうかっている分野にさらにお金をつぎ込んでいては、後れを取る。基礎研修を組織的、長期的な展望でサポートし、若い研究者が人生をかけて良かったと思える国になることが重要』だと強調していることは傾聴すべきです。安倍晋三政権は、国立大学運営費交付金などの基礎的経費を削減する一方、競争的資金を増加させる『選択と集中』により、資金獲得競争を激しくさせ、成果主義をまん延させてきました。しかも、『統合イノベーション戦略』(6月)で、民間資金の獲得額に応じて交付金の増減を強める仕組みの導入を決めています。交付額の獲得競争が一層激化し、民間企業の投資が見込めない長期的な視野に立った基礎研究などはますます切り捨てられます。本庶氏ら科学者の訴えに耳を傾け、基礎研究を重視する政策に転換することを強く求めます。」
3日付のしんぶん赤旗日刊紙の「潮流」にも本庶さんの研究が取りあげられています。
「今回ノーベル医学・生理学賞を受けた本庶佑さんは、ブレーキ役の物質を発見し、その働きを抑え、がん細胞への攻撃を続けさせる新しい治療法で大きな成果をあげました。研究はがん薬『オプジーボ』の開発につながり、患者たちに福音をもたらしました。この薬は当初、ひとり年3500万円もかかっていましたが、共産党の小池晃議員が国会質問で大幅な値下げを求め、来月から3分の1まで下がります。」
内閣改造・自民党役員人事を受けて行われた「日経」「共同通信」の世論調査で安倍内閣の支持率が下落しています。
安倍政権は、本庶氏ら科学者の訴えに耳を傾け、国立大学運営費交付金などの基礎的経費の削減を止め、基礎研究を重視する政策に転換すべきです。
改めて、宇部市民の一人として、本庶佑さんのノーベル医学賞受賞を喜びたいと思います。
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